最近はインナーカラーやイヤリングカラーなどもありブリーチをする人が昔よりかなり多くなりましたね。
でも美容室でブリーチして上から色を入れて、トリートメントもしてって大変ですよね。
ここで「自分でブリーチしてから美容室行けばいいんじゃない!?」って思っ方もいるかもしれません。
美容師さん的にはどう思っているのかとセルフブリーチした場合のメリットとデメリットを解説していきますね。
セルフブリーチをしてから美容室に行くと嫌がられる?
結論、セルフでブリーチをしてから美容室にいくと9割ぐらいの美容師さんは嫌な顔をすると思います(笑)
これは色がムラになった状態で来られてもその上に色が乗るのでムラにしか仕上がらないためです。
ちょっと辛口のスタートかもしれませんね。笑
僕自身もセルフでブリーチをしている人で均一に染まっている人を見たことがありません。
たまにセルフでブリーチしてから美容室に来られる方がいて「ムラになってしまったので直してください!」と言われることがあります。
ただブリーチでムラになった時点で直すのはプロでもかなり困難な状態です。
ブリーチはそもそも均一に染めるのも難しいのでなるべく美容師さんにやってもらいましょう。
ただセルフでブリーチをして失敗したから更にセルフでなんとかしようとすると取り返しのつかない失敗になります。
美容師さんは笑っちゃうかもしれませんが素直に「直してください」と美容室に行きましょう。
色ムラも多少は残りますが無くなりますし髪の状態に合わせたオンカラーも選定してくれるはずです。
ちなみに美容室のカラーと市販のカラー剤の違いに関しては別記事でも解説しています。
セルフブリーチのメリット
とはいえ僅かではあるメリットも解説していきます。
・費用を抑えられる
・好きな時間でできる
などです。
ドラッグストアなどで売っているブリーチだと1000円もしないぐらいで買えますよね。
それを家に帰って好きなタイミングでテレビなどを見ながら時間を置いてもいいですし行動自体に融通が効くのがメリットです。
失敗しても「自分でやった事だし仕方ない」って開き直れますよね。
セルフブリーチのデメリット
デメリットの方が大きいのでこちらを重点的に解説していきます。
セルフブリーチのデメリットは、
・ムラになりやすい
・傷みが出やすい
・希望の色が入りにくい
・オレンジっぽくなる場合がある
などとなってきます。
順番に解説していきます。
・ムラになりやすい
自分でブリーチをするとかなりムラになりやすいです。
これは髪の毛がそもそも均一に染まらないためです。
毛先と根本、襟足と前髪など髪の毛の状態は場所によって大きく違います。
これを何も考えずに塗っていくとかなりのムラになります。
むしろブリーチは考えながら塗っていても慣れてないと難しいです。
・傷みが出やすい
市販のブリーチの薬剤は傷みが出やすいのも特徴です。
特にブリーチはその後何ヶ月も残ります。
うまく染まらなくて染め直したりする確率も高いので、そうなると更に傷みは重なってきます。
・希望の色が入りにくい
ブリーチをするということはピンクやアッシュ、ブルー系などやりたい色があってのことだとは思います。
しかしそういった希望の色はブリーチで綺麗に抜けた前提です。
流すタイミングなどの見極めも難しいセルフでのブリーチは思った以上にメラニン色素が多く残っています。
そうなると希望の入りは入りづらくなってきます。
ブリーチで色が入らないパターンの解説も別記事で書いてあるので参考にして見てください。
・オレンジっぽくなる場合がある
ブリーチして綺麗な金髪になればベストですね。
ただセルフでのブリーチだとそこまで届かずどんなに時間を置いてもオレンジっぽい色になることがあります。
これは元々の髪質の影響が大きいですが髪が太いとオレンジっぽくなりやすいです。
髪が太いとムラにもなりやすいのでオレンジになったからといって重ねてブリーチをすることもオススメはしません。
セルフでブリーチする時に失敗しないコツ
セルフでのブリーチはかなり大きなデメリットばかりですがどうしてもセルフでもやりたい時ってありますよね。
僕はオススメしませんがセルフでブリーチをする際に失敗の確率を下げるポイントを解説していきます。
・髪の毛を分けて(ブロッキングして)塗っていく
・襟足など染まりづらい部分から塗っていく
・根本から先に塗っていく
・薬剤の塗布量に気を付ける
これらも順番に解説していきます。
・髪の毛を分けとって塗っていく
髪の毛を何等分かに分けて塗っていきましょう。
美容師界隈ではこれをブロックを取ることからブロッキングと言います。
分けて塗ることで細かく塗ることができ、細かく塗れると塗布ムラがなくなるので結果的に色ムラがなくなります。
百均のクリップなどでいいので分けとりながら塗って頂ければ大丈夫です。
これは自分の毛量によっても変わるので調節してください。
・襟足など染まりづらい部分から塗っていく
ざっくりでいいのでブロッキングをした前提ですが襟足などの染まりづらい部分から塗っていきましょう。
染まりづらい部分としては、
・襟足
・襟足の上のぼんのくぼ辺り
・耳後ろ
などです。
要は後ろの下から順番に塗っていけば問題ありません。
逆に染まりやすい場所は、
・トップ(てっぺんの髪の毛)
・前髪
・サイドの上半分
などになってきます。
この辺りは塗りやすいですが最後に塗るように心がけましょう。
・根本から先に塗っていく
基本的には根本から塗っていきましょう。
根本の方がカラーの履歴もなくダメージも少ないので薬剤が浸透しづらいためです。
ただカラーを全くしたことがない(カラーの履歴が残ってない)髪の毛の人は毛先から塗っていって構いません。
この辺りの詳細に関しては別記事でも解説しています。
・薬剤の塗布量に気を付ける
美容室だと一人ひとりに合わせてカラー剤の量を調節しますが市販のものは一律です。
ブリーチは髪を完全に覆うようにたっぷりつけないと効果が薄まりムラの原因になります。
2箱以上は買っておくのが無難です。
特に根本は塗布量が少なくなりがちなので気を付けましょう。
まとめ
今回の内容をまとめると、
・セルフでブリーチをした髪で美容室に行くと大体嫌な顔をされる
・一度ムラになった時点で次にブリーチをしたり色を入れたりしてもムラになる可能性が高い
・セルフでのブリーチは染まり具合の見極めが難しくオレンジっぽく仕上がる場合が多い
・襟足や後ろの毛は染まりづらいので最初に塗る
・カラーの履歴がある場合など多くの場合は根本から塗っていく
・塗布量が足りなくなることが多いので多めに買っておく
・そもそも基本的には美容室でやってもらう
などとなってきます。
ちなみにブリーチをするとパーマはできなくなるので注意しましょうね。
この記事で何が言いたいかというと要は難しいので美容室でやってもらってくださいということです。
失敗した後でも全然構わないので美容室にいきましょう。
ただ、イヤリングカラーなどポイントのブリーチなどはセルフでも失敗する可能性は低いので挑戦してみてもいいかもしれません。
このサイトで何度も言っていますが何事も最初は美容師さんに相談して見てください。
今は美容室に行かなくてもSNSのDMやコメントでも気軽に相談できると思います。
思い立ったらやってみる、では大体失敗に終わるので必ず下調べしましょうね。
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