こんにちは、美容師のヒロです。
最近海外で働く日本人増えてきていますよね。
僕も実は以前にカナダのバンクーバーで日系の美容室で美容師をやっていました。
今回は海外での美容師を考えている美容師さん向けの記事となっております。
もちろん美容師さん以外も海外で働く美容師さんについて知れるいい機会だと思いますのでぜひ最後までお読みください。
・海外で美容師をやることって難しいの?
結論からお伝えすると海外で美容師をやることは決して難しくはありません。
この記事を読んでいる人のほとんどは日本人だどは思いますが、日本の美容師のスキルは世界的にみても高水準です。
なので海外でも日本と同じようにやっていれば十分通用すると思います。
もちろん国によって好みや流行の髪型などはありますがそこまで難しいオーダーはありません。
むしろ外国人の細くて癖毛のある髪質は日本人の太くて直毛の多い髪質よりもカットの難易度は大きく下がります。
もちろん外国でのオーダー自体が簡単というわけではありません。
しっかりお悩みを聞いて日本でやる時と同じようにアドバイスや提案をしてあげてください。
・英語などのコミニュケーションに関しては大変なの?
やはり皆さんからよく頂く質問として多いのは英語など外国語でのコミニュケーションに関してです。
これに関しては、正直やはり簡単ではないです。
髪の毛や施術、提案などを日本と同じように英語で(外国語で)行なっていきます。
相手の悩みを解決し代案なども出さないといけません。
かなりハイレベルな感じに聞こえますが、次第に出来るようになってきます。
僕自身本当に中学英語もままならないぐらいのレベルでカナダに渡っていましたが結局毎日使う言葉が決まってくるからです。
日本でも同じだとは思いますがお客様の悩みはある程度皆さん似ていると思います。
要はそこさえ英語で説明出来ればいいということです。
他にも接客の英語や電話なども覚えないといけませんがお店に英語での対応のマニュアルなどがあるとは思います。
不安であれば面接や渡航前のメールなどで英語での対応のマニュアルなどがあるか聞いてみるのもいいかもしれません。
・海外の美容室で働いてどれぐらいで英語が喋れるようになるの?
「すぐには英語が喋れないのは分かるけど目安としてどれぐらいで英語が喋れるようになるんだろう、、、?」
この質問も多くいただきます。
これに関しては目安として「3ヶ月ぐらい」と考えていただければと思います。
もちろん求めている英語のレベルにもよりますがここでは「最低限お客様を問題なく帰せるレベル」を基準にしています。
なので世間話などの余裕ができるのはもっと後だと思います。
3ヶ月ぐらい経つと接客の英語やある程度の提案などができると思います。
結局これらの言葉は毎日繰り返し使うものなので体が勝手に覚えていくと思います。
自分は日本に帰ってきたばかりの時は電話で「Thank you for colling,this is 〇〇hair salon…」と何回も言いかけたぐらい身に染みてしまいます。
たまに海外に行ってるサッカー選手がインタビューなどで「〇〇って日本語で何て言うんだっけ、、、」みたいなシーンがありますがまさしくあの状態になったりします。
時間と人間の適応力とは恐ろしいものだと感じます。
・日系の美容室では日本人の割合はどのくらい?
海外の美容室で働く人のほとんどが最初は日系のヘアサロンに行くと思います。
日系のヘアサロンと聞くと「割と日本人だらけなんじゃない?」と思う方も多いとは思います。
これは国や地域や働くお店にもよるとは思いますが日本人がそこそこいる地域であれば平均で現地人7:日本人3ぐらいだと思います。
もっとニッチな地域の(日本人が少ない地域)だと下手したら9:1ぐらいで現地人が多いかもしれません。
最初の頃は日本人に入客する方が安心しますが現地の人にどんどん接した方が言語力やボキャブラリーなどは増えていくので長い目で見ると日本人が少ないところの方がいいかもしれません。
・入国の手続きとか大変そうだけどどう?
入国時は確かに緊張しますね。
僕の場合もカナダは旅行では行ったことがあっても生活するために行くのは初めてだったので入国する時は緊張しました。
しかし今は留学エージェントや手続きの代行みたいなものも増えているので昔よりかなりハードルは低くなっているように感じます。
今はGoogle翻訳やチャットGPTなどもありますので現地で質問をされても伝わるかと思います。
そもそもそんなに答えるのが難しい質問は聞かれません。
また事前にオンラインなどである程度終わらせられる作業もあるので行く国のウェブサイトなどで確認をしておくと安心です。
・美容師にも語学学校はぶっちゃけ必要?
よくこれも聞かれる質問なのですが僕は美容師も語学学校は必要派です。
英語圏に行くのであれば特におすすめなのがフィリピン留学です。
というのも僕はフィリピンで英語が爆伸びしました。
学校に行ったのは1ヶ月(4週間)だけでしたがカナダに着いて英語にビビらないくらいにはなっていました。
接客の英語まではまだこの時できていませんでしたが簡単な英語の基礎を話せるぐらいにはなっていました。
フィリピンをおすすめする理由としては、
・授業がほぼマンツーマン
・他の国より学校の費用が安い
・周りも「初留学!」みたいな人が多い
・フィリピン人が裏表がなく凄くフレンドリー(国民性)
・複数人の授業も3〜4人ぐらいなので話しやすい
・学校が多くあるセブ島などでは比較的治安がいい
などこれ以外にも細かいところは多くありますが今回はこの辺りで割愛します。
「フィリピンの語学学校はスパルタ英語教育だから大変そう、、、」とよく言われるのですが蓋を開けると全然そうは感じませんでした。
1日に8時間ほど授業がある本当の「英語漬け」ではありますがフィリピン人の先生たちは凄く優しいので8人の友達と毎日話しているような感覚でした。
この体験があったからこそ英語を嫌いにならずに済みましたしカナダでもスタートダッシュできました。
ちなみにカナダの語学学校にも自分は同じく1ヶ月通いましたが正直かなり微妙でした。
と言うのもカナダの語学学校はビジネスでやってる感がかなり強かったです。
僕の周りでも2つとも行った人はフィリピンが良かったと言う人が多いです。
(というか誇張抜きにそういう人しかいません)
繰り返しますが語学学校は最低1ヶ月(推奨3ヶ月)は渡航前にフィリピンで行くことを強くおすすめします。
・まとめ
まとめると海外の美容室で働くこと自体はそれほど難しいことでもありません。
よく「やるかやらないか」みたいな言葉がありますがまさしくその通りだと思います。
飛び込んでみて無理そうなら日本にだっていつでも帰れます。
僕はワーキングホリデーという制度を利用して渡航しましたがこれには30歳までという年齢制限があります。
ですがワーキングホリデー以外にも渡航できる手段はいくらでもあります。
これに関しては質問などあればコメントやコンタクトフォームから相談していただいても結構です。
経験として僕は行って良かったと心から思っているので海外で美容師をやることは是非おすすめします。
(留学に行ったのに行かなければよかったという人を見たことがありません)
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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