美容室に行くとたまにカウンセリングでレイヤー入れますか?とか聞かれるかもしれません。
そもそもレイヤーってなんぞ?って方も多いと思います。
今日は美容師さんがよくいう「レイヤー」の意味とその効果について解説していきます。
そもそもレイヤーとは?
レイヤーとは髪の毛に段差が入った状態のことを指します。
これだけ聞くとまだちんぷんかんぷん、ちちんぷいぷいの人がいると思うので具体的に解説します。
例えば毛先に厚みのあるボブのような髪型の場合です。
襟足あたりの短い髪の長さも表面の長いところの長さも均一に首のあたりで切られていて延長線上に顎があるラインだとします。
その場合表面の髪の毛もあり足の髪の毛も同じ長さではありませんが同じラインで切られていることになります。
これが段が入っていない状態、つまりワンレングスです。
ここまで大丈夫ですか?笑
難しい話に聞こえるかもしれませんが何回か読めば単純なことを言ってるのに気づくと思います。
この段が入っていない状態がレイヤーが入っていない状態です。
レイヤー=段、という認識でOKです。
つまりレイヤーが入っていない髪の毛というのは毛先に髪の毛が重なってきてるので文字通り重さがあるというわけです。
ではレイヤーが入っている場合ではどうでしょう?
先ほどのボブの髪型で例えるのであれば表面の髪の毛の長さを襟足の髪の毛の長さより少し短くしたとします。
この時襟足の長さと表面の長さに差が生まれるので髪型に段ができます。
これがレイヤーが入った状態です。
難しく聞こえる方もいるかもしれませんが要はレイヤーが入ってる入ってないは厚みがあるかないかの違いというだけです。
レイヤーを入れるとどんな効果があるの?
ではレイヤーとはどういったものか理解した上でレイヤーとはどんな効果があるのでしょうか?
レイヤーは主に次のような効果があります。
・軽さを出す
・動きを出す
・まとまりを出す
などとなってきます。
1つずつ具体的に解説していきますね。
・軽さを出す
まず軽さを出す効果があります。
先ほどのボブの例だとイメージがしやすいかもしれませんが同じラインで全くレイヤーを入れずに切った髪の毛というのは毛先に重さが出ます。
もちろん重いのが悪いとか良いとかではありません。
髪質によってはクセが強くてレイヤーを入れると広がってしまう人もいます。
ただほとんどの人はせめて少しでもレイヤーを入れた方が毛先に軽さが出て扱いやすくなるはずです。
これはボブでなくても同じことが言えます。
例えば鎖骨の長さで切ったとしてもレイヤー(段)が入っていないとぱつっとした感じになるのは少し想像できるかと思います。
これに自然な軽さを出すためには量感調節だけでなくレイヤーを入れることが必須になってきます。
・動きを出す
レイヤーには動きを出す効果もあります。
やはり重い髪の毛は動きません。
少し巻いたりして動きを出したい方、動きまでは行かなくても自然な内巻き程度には髪の毛があって欲しい方などは多いと思います。
これをレイヤーを全く入れずにはもちろんできません。
特にパーマやアイロンなどで動きを出したい方などはレイヤーをしっかりめに入れてあげるとカールが活きてきます。
ちなみにパーマとアイロンの違いについては別記事で解説していますので良ければ一緒にご参照ください。
・まとまりを出す
一般的に重い方がまとまりが出ると言われる髪の毛ですが多少のレイヤーを入れることによって逆にまとまりが出やすくなったりします。
なんとなく髪の毛がまとまらなくなってきた時に整える程度で美容室に行ってもかなりまとまりが良くなる時ってありますよね?
あれは毛先のちょっとした重さのコントロールでまとまりを良くしたりしているためです。
レイヤーを入れるデメリット
ここまでいいことばかりを話してきましたがレイヤー=いいものというわけではありません。
しっかりデメリットも確認しておきましょう。
デメリットとしては一番はまとまりが悪くなる可能性があることですかね。
さっきと逆のことを言ってますよね。笑
ここでいうまとまりが悪くなる可能性とは軽くなりすぎて毛先がハネちゃうという現象です。
誰しもが一度くらいは経験あるのではないでしょうか?
毛先というのは軽くなればなるほど動きが出てくれます。
これは髪質によっては一定のラインを超えたレイヤーを入れるとハネる原因になるということです。
ガッツリ段を入れたがらない美容師さんがいるのはこの理由です。
美容室に行って髪の毛が軽くなる事はとても嬉しいですがやりすぎには注意ということを肝に命じておきましょう。
まとめ
今回のことをまとめると、
・レイヤーとは段のことで毛先の厚みをコントロールしている
・レイヤーを入れると軽くなり動きが出てまとまりも良くなる
・やりすぎるとハネる原因になり得る
一口にレイヤーと言っても様々なレイヤーの入れ幅があります。
毛先1〜2cmしか入れないレイヤーでまとまり重視な方もいれば、パーマを活かすために10cm程レイヤーが必要な人もいます。
どのぐらい軽くしたいのか普段どうしたいのかでレイヤーの入れ幅は大きく変わってくるので担当美容師さんとしっかり相談してみてくださいね。
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