美容室にいく時、普段通りの格好ですか?
作りすぎたり、逆にラフすぎたりしてないでしょうか?
今回はそれが良い悪いという話ではありません。
美容師目線だと「あー、この服着て来ちゃったかぁ…」となってしまう服が実は存在します。
別に着てきたからといってカットできません、カラーできませんとかはもちろんありません。
しかしカットなどの技術のクオリティを最大限発揮できない可能性があるため控えた方がおすすめですというお話です。
美容室に着ていかない方がいい服ってどんなもの?
美容室に着ていかない方がいい服は
・フード付きパーカー
・タートルネックのもの
・ハイネックのニット
などです。
どれも秋冬などに暖かいので着たい服ではありますが、順番に解説していきます。
・フード付きパーカー
正直美容師さんが「これ着て来ちゃったかぁ」となるものナンバーワンです。
SNSなどでも一時期話題になり既にご存知の方も多いかもしれません。
ちなみに僕の場合は着てきた暁(あかつき)にはカットの時フードごと切っていますので安心してください。
冗談はさておきフード付きパーカーが困ってしまう理由は「襟足の施術が極めて難しくなってしまう」ことです。
カットなどでは髪の毛を真下に引き出すことによって美容師さんは同じ長さ、同じレイヤーの入り方で切ることができます。
パーカーはおしゃれですが後ろのモコっとした膨らみがクロスの上からでも引き出す時の髪の毛に当たり上手く切ることができません。
パーカーの場合は更にシャンプーの時も枕に重なってきてしまう場合があります。
そうなるとシャンプー台との高さの差が出てしまい、シャンプーも少し難しくなってきてしまいます(首までお湯が入り濡れやすくなります)
秋物のような薄手のパーカーであればまだそこまでの問題にはならないですが冬物の厚め生地のトレーナーパーカーなどは出来れば避けて頂きたいです。
・タートルネックのもの
タートルネックもパーカーと同じ理由で襟足の処理がしづらくなります。
冬に着るタートルネックは特にモコモコして暖かいものが多いですよね。
とても可愛いですがこれもカットクロスなどと重なってきてしまいます。
そこまで厚め生地でなければ内側に折ってしまえば問題なくカットできるのですが折れないような厚めのものは避けましょう。
タートルネックは襟足ギリギリまで首元に沿っていたりするのでカットした髪の毛も付着しやすく後からチクチクしてしまう原因にもなります。
カラー剤もついてしまうこともなくはないと思うので美容室の時は避けた方が無難です。
・ハイネックのニットなど
ハイネックのものも上2つほどではありませんが出来れば避けましょう。
ハイネック程度であれば少し内側に折ってしまえば問題なく施術できますがニットのものはやはり髪の毛が刺さりやすいので後でチクチクしてしまう可能性があります。
セーターや編み物系のカーディガンなども同様に髪の毛が付きやすいことだけには注意です。
そもそも髪の毛がつかないように美容師さんは切ってくれると思うのと帰り際にコロコロのような髪の毛を取るものも用意はしてある所が多いです。
ニット系編み物系でもそれ以外でも首元が厚手のものを着るのだけは避けましょう。
ボリュームのあるものは美容室の日だけでもアウターやマフラーでカバーしよう
真冬でも美容室内は暖かくなっていますし、それでも寒かったら膝掛けなども用意しているところがほとんどです。
パーカーなどを着るのであれば脱ぎ着ができる前空きのものであれば問題ありません。
メンズの学ランなども襟が長いとやりづらいかも
番外編ですがメンズの学ランなども少しやりづらいと感じる美容師さんももしかしたらいるかもしれません(というか僕です)
学ランって下にあまりしっかり着ないかもしれないので少し脱ぎづらい人もいるかもです。
一応脱ぎ着ができるようにしておくか私服で来る方がいいかもしれません。
それ以外の制服は特に問題ないです。
逆にどんな服がいいとかある?
どんな服がいいとかも実はあります。
これは普段通りの服で来てくださるのが1番いいです。
理由としては普段のお客様の雰囲気や好みなどを読み解くのに美容師側が役立つからです。
ガーリーな服を着ている人にスタイリッシュな前下がりボブとか提案しないですよね。
美容師側の提案の幅も定まって、より似合わせができるようになります。
要は変に着飾らない方が助かるということですね。
もちろんメイクやネイルなども同じです。
そして美容室に来る時の髪の毛のセットも同じです。
普段通りのセットかもしくはセットしていなくても問題ありません。
スタイリングをして美容室に行っていいかどうかは過去記事で具体的に書いています。
まとめ
今回のことをまとめると、
・美容室に着ていかない方がいい服というのが美容師はあまり言わないが存在する
・フード付きパーカーやタートルネック、ハイネックの分厚いものは着ていくと襟足のカットが難しくなり技術を最大限発揮できないケースがある
・普段通りの服装やメイクで来てくれれば美容師さんもお客様の系統が分かりやすくて提案の幅が広がり似合わせもしやすくなる
などとなってきます。
美容室って予定がある日に予約を一緒に入れて髪の毛をキレイにしてそのまま出かける人も多いと思います。
なので服装とかを次の予定の方に合わせがちですが一応今回のお話を頭の片隅に入れておいてください。
美容師は別にパーカーやタートルネックを着てきたからといってその人自身をどう思ったりするとかは無いです。
ただ、お客様自身にも気持ちよく過ごしていただくための1つのオススメというだけです。
コメント