今回も美容室の指名に関するお話です。
美容室で理由はどうあれ前に指名した人と別の人を指名するシチュエーション、なくはないと思います。
そんな時、日本人なら少し気まずかったり理由を説明しづらかったりと何かと不都合が多いと思います。
しかし毎日たくさんのお客様をこなしている我々美容師からすると実は「そこまで気にすることないのになぁ」とか思ったりしてます。
実際に美容師がどう思っているのかについて今回は解説していきます。
指名を変えるのってありなの?
指名を変える理由は色々あると思います。
・担当の人が休みだった
・前回のスタイルが気に食わなった
・たまに違う人にやってもらいたい
・気になる美容師さんがいて何となく合いそう
などが挙げられると思います。
1つずつ解説していきます。
・担当の人が休みだった
最も美容室で他の人を指名するパターンであるのがこれです。
ありますよね。
担当の人が休みだったけどどうしてもその日じゃないといけない日って。
全然他の人を指名していただいて構いません。
担当の人はちょっと残念がるかもしれませんがどうしようもないですよね。
逆に言うと、至ってこの方法は担当者を変えるのに不自然ではありません。
さらに「担当者を変えたはいいけどやっぱり元の担当者の方がいいな」と思った時に元に戻すのもこの方法だと不自然ではありません。
・前回のスタイルが好みではなかった
これも実はよくあるパターンです。
接客や担当者の雰囲気はすごく好きだけどカットの質感がちょっと好みじゃないなぁ、とか美容室に何回も行っていると経験がある方もいるのではないでしょうか?
そんな時はもちろん無理して指名を続ける必要はありません。
ただ最初は「前回とても良かったけど前髪がもう少し長い方が良かった」など具体的に気になったところを言えば改善してくれる美容師さんがほとんどだとは思います。
何回か言っても治らなかった時は担当者を変えることを検討してみましょう。
・たまに違う人にやってもらいたい
担当者も休みではなく、至って前回も良かったけど何となくマンネリ、たまには他の担当者の人とかにやってもらいたいな、なんてこともあるでしょう。
お店を変えるとなると面倒だし担当者だけ変えてみたいな。とかあると思います。
この場合は
・素直にその意図を予約の際に伝える
・担当者の休みをネットなどで確認して偶然を装う
の2つのパターンになるかと思います。
1つ目の素直に伝えるパターンですがそのまま伝えていただいても問題はありません。
美容師さんもいろんなお客様をやっているのでそういった心理は理解してくれるはずだからです。
2つ目の偶然を装うパターンは素直に伝えるのが難しかったり苦手な方にはお勧めです。
ただこの方法のデメリットはお店が定休日などを設けていてスタッフの休みがバラバラでない場合は利用できないという点があります。
ですが前述の通り素直に伝えても問題ないかと思います。
・気になる美容師さんがいて何となく合いそう
気になるといっても色々だとは思いますが
・何となく気が合いそう
・いつも仕上げているスタイルが好み
・いつも話している内容が気になる
・かわいい(かっこいい)から話してみたい
など色々あると思います。
この場合はぜひ勇気を出して指名をしてみましょう。
何となくの直感でもやはり人間の勘って鋭いものです。
僕自身もそうやって指名を頂いたお客様とはやはり長く続いたりしています。
この場合も素直にその旨を伝えれば問題ありません。
むしろ指名してくれた美容師さんは嬉しいと思います。
他の人を指名する時に全く接したことない人を指名するのはあり?
他の人を指名と言っても
・面識があって指名をするパターン
・面識がないけど指名するパターン
の2つに分かれますよね。
面識があるパターンは「前からやってもらいたかったです」と素直に言えば美容師さんも嬉しいはずです。
問題は面識もないのに指名するパターンですよね。
ですがこの場合も
・前から気になっていた
・ネットのコメントで相性がいいと思った
など言いづらい人もいるかもしれませんが素直に言っていただけると美容師は純粋に嬉しいと思います。
美容師って意外といろんな理由で指名があったりするので面識がなくても驚いたりとか実はあまりありません。
他の人を指名したとして、その後に前の担当者さんにはどう接したらいい?
ここまで読んだ方からの最大の疑問だとは思います。
お勧めは「今まで通り接して普段は普通に挨拶する程度でいい」です。
確かに気を遣う気持ちも日本人ならわからなくはないです。
しかし美容師さんも増客と失客を毎月繰り返して今のお客様があります。
変に気を遣われても、その逆に変に避けられても困ってしまうかもしれません。
ドライに、目が合ったら挨拶をする程度で察してくれると思います。
前の担当者から変に無視されたり嫌味を言うような人も色んな美容師さんがいるのでいなくはないかもしれません。
でもそういった人はその程度の人だった、とそれはそれでいいと思います。
今の担当者と上手くいっているならそれでいいですよね。
言葉を選ばずに言うと前の担当者は関係ありませんからね。
美容師さん同士でいざこざとかないの?
基本的には美容師同士でのいざこざはありません。
ただ美容師さんの性格によってはないことはないかもしれませんね(笑)
でもお客様の奪い合いのような内戦をしているような美容室ってそもそもどうかとは思いますが、、、
指名の少ない駆け出しのスタイリストさんだともしかしたら悔しく思うかもしれませんね。
けどそれもまた成長の糧になるかなとは思います。
要はお客様が気にすることでは全くありません。
まとめ
今回は今までの記事とは違いかなり心理的な内容になりましたね(笑)
まとめると
・指名を変えるのは全然あり
・どんな理由であれ新しい担当者は嬉しい
・前の担当者とも普通に会話して大丈夫
・少しでもいいなと思ったら指名した方がいい
美容室からすると担当者を変えてもその美容室に来てくれていること自体がありがたいことです。
なので少しでもいいなと思ったら飛び込んでみてください。
やはり合いそうだなと思った人とは合う可能性は高いです。
違ったらまた戻ればいいだけです。
何もおかしいことではありませんし美容師さんも色んなお客様を見てきているので大丈夫です。
今回の話は色んな価値観があるとは思いますので鵜呑みにせず、あくまでも参考程度にしてみてください。
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