美容室でシャンプーの時に手袋でされたんだけど何で?

美容師の謎

 

美容室のシャンプーって気持ち良すぎてそのまま三途の川が見えてきたりしますよね。

でもたまに何故か手袋で洗われたりとかすることありませんか?

多分わざわざ「手袋で洗っていきますね」なんて言ってくる美容師さんはいないかもしれませんが「あれ?これ手袋で洗われてる?」と思うことはあると思います。

実はその時に美容師の手も瀕死で別の意味で三途の川が見えていたりもします。

今回は美容師さんが手袋でシャンプーする理由について解説していきますね。

手袋でシャンプーするのはなんで?

美容師さんが手袋でシャンプーするのは色々な理由があるとは思いますが挙げられる理由としては、

・手荒れをしていて素手でシャンプーができない

・カラーやパーマの薬剤が強く素手で流せない

・指をハサミで切ったなど怪我があるため

大きくこの3つだとは思います。

怪我に関しては仕方無いので割愛しますが上の2つについては、美容師目線でどういう心情なのかを解説していきます。

・手荒れをしていて素手でシャンプーができない

多分手袋でシャンプーをする美容師さんの100人中1000人ぐらいはこの理由です。

美容師って本当に手荒れと切り離せない職業で、手荒れが原因で本当は続けたい美容師を退職する人も多いです。

夏場は大丈夫でも特に冬はほとんどの人が手荒れをしてしまいます。

なので冬は少し手袋シャンプー率が高いかもしれません。

手荒れも進行すると物も持てなくなるぐらいに手全体に影響が出てくる人もいます。

手荒れに関しては別記事でも詳しく解説していますので良かったらご参照ください。

・カラーやパーマの薬剤が強く素手で流せない

カラーやパーマの薬剤が強くて素手ではシャンプーできないパターンです。

最近のお薬は優しくなってきているとはいえ、美容室の薬剤は基本的に健康なお肌とは反対のアルカリ性です。

このアルカリが肌を乾燥させる原因になるのでアルカリ度合いが高い薬剤などを素手で流したり長時間触れることによって手荒れの原因になってきます。

美容師は手が資本なので今は手荒れをしていない美容師さんも薬剤の流しの時には手袋で流したりしていることは多いです。

カラーやパーマを塗ったり巻いたりしている時に手袋をしているのもこれが原因ですね。

特にカラーやパーマの施術の時間はシャンプーより長いので冬場に素手でやっていると地獄を見ます。

手袋でシャンプーをすることに美容師さん的には申し訳なさはあるの?

もちろん手袋をしながらのシャンプーは申し訳なさしかないですね。

皆さん寝ていて気付かないかもしれませんが僕なんかは申し訳なさすぎて土下座しながらシャンプーしてますよ。

冗談はさておき手袋を付けていても素手以上のパフォーマンスができるようにと不快感がないように配慮しながらシャンプーをしています。

たまーに手袋をつけていたのにシャンプーの指名をもらったりしている子もいるぐらいです(僕です)

ただやはり素手の方が気持ちいいのは僕も洗ってもらっていて同じなのでできる限り素手で洗えるところは洗っていくというスタンスです。

ちなみに予約の時にシャンプーって「シャンプーは〇〇さんで!」って指名しても美容室では大丈夫なことが多いです。

出来ないお店もあるかもしれませんが出来るところがほとんどのはずです。

この辺りは別記事でも詳しく解説しています。

会社の方針で手袋でのシャンプーをしているところもある

たまに聞くのが会社やお店の方針で手袋でシャンプーしているところです。

僕が聞いたことがあるのは

・お客様に素手で触るのは失礼なので手袋を着用

・手荒れしているスタッフとしてないスタッフの差が出ないように全員で手袋をする

などです。

ところどころ突っ込みどころもありますね(笑)

ですがそういうお店は手袋をしているスタッフがもともとかなり多かったように見えます。

裏を返せば手袋でのシャンプーでも気持ちよくさせる取り組みを普段から行っているということだとは思います。

手荒れが原因で辞められたら元も子もないですからね。

使う水道水やシャンプーを変えて手荒れを改善できないの?

たまに「当店ではお肌にとても優しく荒れないシャンプーを使用しています」などと書かれているのにもかかわらずスタッフはバリバリに手袋着用というお店もありますね(笑)

ですが残念ながら手荒れをするのは水質やシャンプーの質ではなく「流しに入った回数」なんですよね。

これは糖質80%カットと書かれたチョコレートを食べてもそればっかり食べていると根本的な改善にはならないのと似ています。

忙しいお店だと1日に20回とか流しにいったりしています。

その度にお湯にさらされ乾燥を繰り返しているので水道水や使うシャンプーを変える程度では改善できないのです。

主婦さんと似てますね。

まとめ

今回のことをまとめると、

・美容師さんが手袋でシャンプーをするのは何かしらの理由があり本当は素手でシャンプーしたいと思っている

・手袋での理由も様々だがほぼ「手荒れ」か「怪我」のどちらかである

・中には会社やお店の方針で手袋のシャンプーをしているところもある

などとなってきます。

美容室のシャンプーってとても大事なことなのでこれは永遠の課題ですね。

どんな美容師さんでもシャンプーで気持ちよくなってほしいという願いはあるはずです。

大事なのはお互い様への気遣いですね。

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