こんにちは。
今回はホームケアの内容ですが特にその中でも使う事が多い「ドライヤー前の洗い流さないトリートメント」に特化した記事になっています。
今回は洗い流さないトリートメントの正しい使い方の講座です。
ドライヤー前の洗い流さないトリートメント、皆さん使っていますか?
僕は坊主以外の髪であれば全員がつけるべき必須アイテムだと思っています。
もちろんこれはパブリックな意見ではなく美容師としての僕の意見です。
アウトバストリートメントとも呼ばれるこの洗い流さないトリートメントはお風呂上がりの濡れている髪の毛に基本は使うものになっています。
一口に洗い流さないトリートメントといっても、
オイル
クリーム
ミルク
ミスト
バーム
など様々です。
この中でもバームやクリームの重めのものなどは今回の洗い流さないトリートメントというよりはどちらかと言うと「スタイリング剤」の部類になってきます。
オイルでも重めのしっとりするようなものもスタイリング剤である場合は多いです。
正直髪質によっても使い方は変わってくるので一概には言えませんが一応スタイリングオイルについての解説記事もありますのでリンクを貼っておきます。
洗い流さないトリートメントをつけるポイント
今回は最も種類が豊富で身近なオイルタイプの洗い流さないトリートメントを使っていくと仮定して解説していきます。
タオルドライ
付けるときに実は重要なのが「タオルドライ」です。
なぜならタオルドライが不十分な髪の毛は水分を多く含んでいるのでトリートメントの成分が十分に行き渡らないからです。
目安としては水滴が全く滴らなくなるぐらいです。
洗い流さないトリートメントをつける時の量
オイルを付ける時に気をつけてほしいのが「量」です。
難しいんですが多いとベタついて少ないとつけてる意味がないです。
感覚としては毎日使ってて髪が柔らかくなるぐらいの質感を目安にコントロールしてください。
僕のオススメな付け方は最初少なめに出して足りないなって思ったら少し足す、の繰り返しです。
毛先からつける
付ける時は「毛先から」つけ始めてください。
どんな髪でも毛先が一番傷んでいるからです。
間違っても頭皮にはつけないようにしましょう。皮膚トラブルの原因にもなります。
コーミングもしましょう
洗い流さないトリートメントをつけた後に、コーミングもしましょう。
全体により馴染んでトリートメントのパフォーマンスを底上げします。
手だと馴染ませるのに限界があります。
特に髪の量が多い人、髪の癖が強い人はトリートメントをつけた後のコーミングは必須です。
洗い流さないトリートメントの種類
先ほども少し触れましたが洗い流さないトリートメントにはいくつか種類があります。
ざっくりと分けると
- オイル
- クリーム
- ミルク
- ミスト
- バーム
などに分けられます。
簡単に1つずつ触れていきます。
・オイルタイプ
最も種類がありスタンダードです。
多くの人の髪質をカバー出来ます。
洗い流さないトリートメントというとこれを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか?
馴染みやすくツヤも出ます。
種類が多く、乾かす前のモノ乾いた後のモノ、軽めのモノと重めのモノので使い方が違ってきます。
ドラッグストアなどで適当に買ってもいいですが、買う前に美容師さんなどによく相談するのが吉です。
一度買ってしまえば少しづつ使うものなので日にちはかなり持つことが多いです。
ちゃんとしたものを選びたいなら美容室で買うのがオススメです。
・クリームタイプ
クリームタイプの洗い流さないトリートメントは広がりを抑えてくれる効果が強いです。
猫っ毛の人は少し重く感じるかもしれないので量が多く膨らむ人の方が向いている事が多いです。
スタイリング力も少しあり緩くほどよく朝にスタイリング剤として使うのもありで、夜にドライヤー前に使うのもありです。
もちろん目的が違うので同じもので代用するのはおすすめはしません。
同じクリームタイプでも使い分けるのがベストです。
クリームタイプもオイルタイプ同様に種類が多く重さによって使い方や髪質を選んでくるような形になります。
・ミルク
ミルクタイプの洗い流さないトリートメントは水分量が多いのでしっとりさせたい方におすすめです。
パーマなどとも最も相性がよく、カールを水分で復活させてくれやすいです。
ムースなどと違いベタつきづらいのでムースがベタつくと感じている人はいいかもしれません。
ただ、セット力はやはりムースの方が強いです。
モノにもよりますが基本的にミルクタイプのトリートメントは乾かす前でも乾いた後でも使えます。
ただ乾かす前に付けすぎると乾きづらくなる可能性があります。
・ミスト
ミストタイプの洗い流さないトリートメントは基本的に乾かす前に付けることがほとんどです。
よく勘違いされますがスプレーではなく「ミスト(水分)」です。
水分なので乾いた後につけるのはパーマヘアの人が乾かしすぎた時や朝にパーマを復活させるために使うといった目的が多いです。
栄養補給メインでやってくれることが多いので濡れている状態でつけた方が内部に栄養が入りやすいです。
あまりメジャーではないですがパーマをかけている人などは持っていると少し便利です。
というか持っていた方がスタイリングの幅が広がるのでパーマを生かしやすいです。
ちなみにデジタルパーマの場合は乾いた時の方がカールが出るので無理にミストを使う必要はありません。
・バーム
バームタイプのトリートメントもマイナーかもしれませんね。
聞いたことない人も多いかもしれませんがバームはバターのように硬く手の体温で溶けるぐらいの質感で作られています。
バーム最大の特徴は洗い流さないトリートメントでありながらセット力があることです。
なのでほぼほぼ乾いている状態でつけることになります。
というか乾いている状態でしかつけれません。
重いのが特徴なので乾かす前だとかなりしっとりしすぎてしまいます。
パーマもそうですがアイロンなどで巻いた時のスタイリング剤として使うのもとてもおすすめです。
セット力があるのでつけすぎると重くなる点には注意です。
まとめ
まとめると、
・洗い流さないトリートメントは坊主以外はつける
・タオルドライはしっかりめに
・洗い流さないトリートメントをつける手順は毛先→中間。頭皮や根本にはつけない
・洗い流さないトリートメントをつけた後はコーミングして、量が多い人は特に必須
・一口に洗い流さないトリートメントと言っても何種類かあるので自分の目的に合ったものを使う
洗い流さないトリートメントには何種類かありますが乾いた後のもの、乾かす片方だけ使うのではなく使い分けることをオススメします。
一人ひとり髪質や髪型は違うので必ず担当している美容師さんに相談しましょう。
あなたの髪が少しでも良くなりますように。
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