水パーマという言葉を聞いたことはありますか?
言葉の通り水を使ってかけていくパーマですが、これだけ聞いてもさらによくわからないですよね。
正しくはスチームを使って薬剤を浸透させていくパーマになります。
メリットやデメリット、特徴を掴んだ上でネットの予約をポチるようにしましょう。
水パーマとは?
水パーマとはざっくり特徴を述べると「髪に優しく、スチーム(蒸気)でかけていくパーマ」になります。
詳しく解説していくと、水パーマはコールド系パーマの一種になります。
パーマにはコールド系パーマとホット系パーマの2種類があり水パーマはこのコールドパーマに分類されます。
水パーマと同じコールド系のパーマには普通のパーマやコスメパーマ、クリームパーマなども含まれます。
これらの総称をコールド系パーマ(コールドパーマ)といいます。
ホット系パーマはデジタルパーマやエアウェーブ、縮毛矯正などのパーマの総称です。
水パーマはコールド系のパーマなので熱を使わずに薬剤を浸透させていきます。
ちょっと色々ここで説明しすぎるとワケワカメになっちゃう人がいると思うので水パーマのメリットとデメリットで1つずつ見ていきましょう。
水パーマのメリット
水パーマのメリットは
・アルカリ剤を使わないので傷みが少ない
・熱を使わないので傷みが少ない
要はダメージが少ないわけですね。
順番に解説しますね。
・アルカリ剤を使わないので傷みが少ない
水パーマはパーマである以上、薬剤は使いますが薬液にアルカリ剤が少ないのが特徴です。
使わないと書きましたが全く入っていないわけではありません。
アルカリ剤は髪のキューティクルを開く効果があります。
なのでスチーム(蒸気)でキューティクルを開いていく水パーマにはアルカリ剤はほんの少量でパーマをかけることができます。
これによりダメージレスにパーマがかけられる仕組みというわけですね。
・熱を使わないので傷みが少ない
水パーマはコールドパーマなのでホット系パーマより傷みが少ないです。
ホット系パーマのデジタルパーマなどはかかりにくい人でもある程度かかりますが、その分ダメージも出るので注意が必要です。
水パーマのデメリット
デメリットも解説します。
デメリットは、
・薬剤が優しい分、髪が固かったりクセが強い人にはかかりが悪い
・普通のパーマと比べてかかりや持ちが若干弱く出ることが多い
・扱っている美容師や美容室が少ない
それぞれ解説していきます。
・薬剤が優しい分、髪が固かったりクセが強い人にはかかりが悪い
前述の通り水パーマは薬剤が優しくアルカリ剤が少ないです。
なので水(蒸気)でキューティクルがもし開かなかったり、開きが弱い場合にはパーマがかからないことがあります。
特に癖毛や髪が硬かったりする人はキューティクルが開きづらいのでアルカリ剤がちゃんと入っている普通のパーマの方がしっかりかかってくれる場合が多いです。
・普通のパーマと比べてかかりや持ちが若干弱く出ることが多い
薬剤が優しいので普通のパーマよりかかりが弱く出るパターンが多いです。
毎回パーマをかけたい人なら水パーマはいいかもしれません。
しかし年に2回とかしかパーマをかけない人はパーマの持ちがいいデジタルパーマなどの方がいいかもしれません。
もしくはしっかりかかる通常のパーマなどがおすすめです。
・扱っている美容師や美容室が少ない
そもそも扱っている美容室や美容師が少ないです。
ホットペッパーのクーポンやメニューなどで水パーマと記載されているか確認しておきましょう。
どんな方法でかけていくのかも(スチームを使っていくパーマです等)表記されていると安心ですね。
ネットで〇〇パーマとか色んなパーマがありますが中にはオリジナルのネーミングをつけているだけのパーマもあるので注意が必要です。
結局水パーマっておすすめ?
ここまで読んだ方は「結局他のパーマよりいいの?」と思う方がほとんどだと思います。
結論、僕個人的にはコスメパーマの方がいいんじゃないかなと思います。
水(蒸気)でキューティクルを開かなくても今は優しいパーマ液も多く存在します。
それに水パーマはだからといって傷まないわけではありません。
施術の時間やパーマのもちやダメージなどトータルで考えた時にコスメパーマでいいのでは、と思ってしまいます。
コスメパーマについては過去記事で詳しく解説しています。
確かにコスメパーマが出る前であれば水パーマはとてもおすすめだったかもしれませんね。
まとめ
まとめに入っていきましょう。
・水パーマはスチームでキューティクルを開くためアルカリが少なく髪に負担がかからない
・水パーマはクセが強かったり髪が太いと不向き
・通常のパーマに比べて水パーマはかかりや持ちが弱い
・扱っている美容師や美容室が少ないので予約が取りづらい
・今はコスメパーマなど優しくて早くかかるお薬もあるのでそちらの方がいいかも
などとなります。
水パーマも良くも悪くもといった感じですね。
結局は髪質に合っているかどうかの問題なので選択肢が多い分、適材適所に薬剤を使い分けられる美容師さんがやはり今の時代は強いですね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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