低温デジタルパーマって?通常のデジタルパーマとは違うの?

パーマ

 

ホットペッパーなどで美容室のメニューを眺めていると色んなメニューがありますよね。

その中でも低温デジタルパーマという訳のわからないものもあったりしますよね。

美容師さんでもアシスタントの人などまだ勉強中の方などは「低温デジタルパーマなんてなんじゃらほい!」って方も多いと思います。

低温デジタルパーマはメリットとデメリットが大きく分かれてくるためしっかり解説していきます。

そもそもデジタルパーマがよくわからないという人はデジタルパーマについての記事を書いてあるので先にそちらをご覧ください。

 

低温デジタルパーマとは?

名前の通りですが低温デジタルパーマとは低温の熱でかけていくデジタルパーマになってきます。

この時に専用の低温デジタルパーマ用の薬剤を使います

この薬剤とはアルカリが弱く、弱酸性の髪の毛には極力負担がかからないようになっている薬剤です。

つまりこの薬剤を取り扱っていないところでの低温デジタルパーマは低温でかけているだけの「なんちゃって低温デジタルパーマ」ということになります。

お客様も一部の美容師もですが電熱を弱めただけのデジタルパーマのことだと思っている人も多いようですが「低温デジタルパーマ」と「なんちゃって低温デジタルパーマ」の区別は抑えておいてください。

低温デジタルパーマのメリット

ではその低温デジタルパーマのメリットは、

・本来デジタルパーマをかけられない髪の毛に施術ができる

・縮毛矯正をかけている髪の毛の毛先と相性がいい

・すぐ傷んでしまう猫っ毛寄りの人でもデジタルパーマをかけられる

などとなってきます。

1つずつ解説していきます。

・本来デジタルパーマをかけられない髪の毛に施術ができる

まず最も大きいメリットとしてダメージレスにデジタルパーマをかけることができます。

本来デジタルパーマとは美容室の施術の中でもブリーチの次に傷みが大きいぐらい負担が大きいです。

なので元々のダメージがある人はデジタルパーマ自体をかけられないこともあります。

ただ低温デジタルパーマであればダメージ毛にもかけることができます。

具体的には「ブリーチ1回程度」であれば髪質によってはかけられるかもしれないぐらい優しいのが低温デジタルパーマです。

・縮毛矯正をかけている髪の毛の毛先と相性がいい

縮毛矯正をかけている髪の毛ととても相性がいいのが低温デジタルパーマです。

縮毛矯正で傷んでいる髪の毛の毛先にかけていくことになるので本来通常のデジタルパーマをできない人も低温デジタルパーマならかけられる場合が多いです。

最近は根本に縮毛矯正をかけて毛先にデジタルパーマをかけるのを「ストカール」ってスタイルで広っがていますね。

ストカールも別記事で詳しく解説してます。

・すぐ傷んでしまう猫っ毛寄りの人でもデジタルパーマをかけられる

猫っ毛の人だとデジタルパーマ自体を髪質の問題でかけられない場合もあります。

明るいカラーをしていたり髪が乾燥しやすかったりでダメージオーバーになる場合だと断られる場合もあるデジタルパーマですが低温デジタルパーマであれば施術できることが多いです。

低温デジタルパーマのデメリット

ここまでいいことばかりの低温デジタルパーマですがもちろんデメリットもあります。

・しっかりのパーマはかからない

・健康毛にはかからない

・施術の時間がかかる

・扱っている美容室が限られる

などが挙げられます。

こちらも1つずつ解説していきます。

・しっかりのパーマはかからない

優しくかけていく分、しっかりはかかりません。

髪質によりけりですが極論、内巻き程度が限界なんて場合もあります。

ただ、しっかりかからない場合は通常のデジタルパーマに切り替えて貰えばいいだけなのでそこはデメリットというより好みの問題ですね。

・健康毛にはかからない

健康毛には低温デジタルパーマは難しいかもしれません。

お薬が優しすぎて元の髪の毛の方が勝ってしまうからです。

ダメージを抑えたいのは分かりますが髪の結合を1回切らないとパーマはかからないです。

デジタルパーマ全般に言えますがダメージしている方がすぐにかかってくれます。

・施術の時間がかかる

これも薬剤が優しいためですが施術の時間がかかります

ゆっくり時間をかけて浸透していくお薬なので通常のデジタルパーマよりも美容室の滞在時間は長くなります。

酸性のパーマなどもそうですが基本的に髪の毛に優しい毛のパーマやカラーはやはり代償として時間が少しかかることが多いです。

酸性のパーマに関しては別記事でも解説しています。

・扱っている美容室が限られる

最大の問題かもしれませんが扱っている美容室が限られます。

専用の薬剤を用いて施術するものが本来の低温デジタルパーマです。

なので薬剤を置いていないと低温デジタルパーマはできません。

冒頭にもあったように通常のデジタルパーマの薬剤で低温でかけていくのは「なんちゃって低温デジタルパーマ」になってしまいます。

正直それでも通常の高温のデジタルパーマよりダメージは少ないので良いとは思いますけどね。

結局どういう人におすすめなの?

低温のデジタルパーマが向いている人は、

・既にカラーなどで傷みがあるけどパーマをしたい人

・縮毛矯正をやっていて毛先にカールが欲しい人

・髪の毛が細かったり猫っ毛の人

などはとても低温デジタルパーマが向いています。

逆にいうと低温デジタルパーマが向いているような人が普通にデジタルパーマをやるとちょっと傷みが目立ってくるかもしれません。

ダメージしやすかったりダメージが既にある人ほど低温デジタルパーマは向いています。

スタイリングはどうすればいい?

肝心のスタイリングはオイルなどを中心にドライな質感で仕上げるのがおすすめです。

最近多いスタイリングオイルのようなものですね。

広がりやすい人はバームやクリームなどオイルより少し重めのものを使うのもアリです。

ウェットにしたければムースなどもアリですがベタつく可能性もあるので服など気をつけましょうね。

スタイリングオイルに関しては別記事でも詳しく解説しています。

まとめ

今回の低温デジタルパーマをまとめると、

・低温デジタルパーマとは専用の薬剤を用いて低温(40度〜50度程度)の熱でかけていくデジタルパーマのこと

・傷みが少なく本来デジタルパーマに耐えられない髪の毛でもデジタルパーマをかけることができる

・傷みが少ない分しっかりはかからないし健康毛には不向き

・オイルなど軽めに仕上げると自然な緩いウェーブになるのでオススメ

・扱っている美容室が限られるため予約の際に要確認

などとなります。

とても良いものですが正直、人を選びます。

・過去に美容師さんにオススメされた

・調べてみて髪質が合いそうだなと思った

などといった場合のみにやってみることをオススメします。

突然思い立ってやるものではないかもしれません。

しかし本来パーマをかけれない人でもかけられるのが低温デジタルパーマの特徴です。

これを機に少しでもパーマの良さが広がってくれたら良いなと思います。

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