ヘアカラーの明るい色、暗い色のメリット、デメリットまとめ

カラー

今日はカラーの明るさについてのお話です。

明るい色だとどういう印象になって暗い色だとどういう印象になるのか、なんとなくわかっているつもりでも言語化するのって難しいですよね。

最近ではブリーチなどのスタイルも多く見かけますよね。

髪色の明るさでの似合う似合わないってパーソナルカラーなど自分の肌色だったりで判断しがちですよね。

ですが個人的には髪色を選ぶ上で重要なのが個人の持つ「髪質」になってくると思います。

今一度、明るい色の特徴と暗い色の特徴をそれぞれ見直して自分の髪質にはどちらが合っているのか確認してみましょう。

明るい髪色のメリット

まずは明るい髪色のメリットから見ていくと、

・表情やキャラなどが明るく見えやすい

・髪に軽さが出て柔らかい印象になる

・毛先の束感や動きが見えやすく、アレンジ映えする

などとなってきます。

順番に解説していきます。

・表情やキャラなどが明るく見えやすい

皆さん思いつくかもしれませんが表情や第一印象として明るめの人に見えやすいです。

今の言葉で言う「陽キャ」って感じですね。

なので、

・真面目に見られすぎる

・第一印象として暗く見られがち

など困っている人は髪の色を明るくしてみるのがオススメです。

こう言うとかなり明るい髪をイメージするかもしれませんが僕が言いたいのはあくまで「今よりも明るい色であればOK」ということです。

黒髪であれば暗めの茶色などでもOKです。

ほんの少し変えるだけでガラッと印象が変わるのが良くも悪くも髪の毛です。

・髪に軽さが出て柔らかい印象になる

明るい髪の方が暗い色より軽さが出て髪が柔らかく見えやすいです。

・髪質が硬めで直毛な人

・量が多くて重く見えてしまう人

などは髪の毛を明るくするだけでかなり印象が変わってくれます。

また、同じ髪の量でも明るい髪色の人の方が軽さが出るので

・量をなるべく残してまとまりを出したい人

などにもオススメです。

・毛先の束感や動きが見えやすく、アレンジ映えする

同じ髪の量で同じカールの強さでも髪の毛が明るい方が毛先の動きや束感が見えやすいです。

インスタなどでもこなれてアレンジなどをしている人がいますよね。

そういったどんな髪型をやっても可愛い人がいますがアレンジをするのであれば特に髪が明るい方が映えます。

正直成人式や結婚式なども黒髪でセットしても可愛いんですけどできるのであれば髪を明るくした方がそれっぽくなったりします。

また普段のスタイリングでワックスやムース、最近ではオイルなどで束感を出すようなスタイルであれば明るい髪の方が動きが見えやすく相性がいいです。

このためパーマスタイルや巻き髪などもとても相性がいいです。

明るい髪色のデメリット

対して明るい髪色のデメリットですが、

・乾燥して見えてまとまって見えづらい

・伸びた時に根本の黒髪が目立つ

・明るければ明るいほどダメージが大きい

・色落ちが早い

などとなってきます。

こちらも順番に解説していきます。

・乾燥して見えてまとまって見えづらい

明るい髪と暗い髪だと同じダメージレベルでも明るい髪の方が乾燥して見えやすいです。

なので暗い髪の状態よりオイルやスタイリング剤などを少し多めにつける必要が出てきます。

アレンジや巻いたりには向いているのですがそれはスタイリング剤などをしっかりめに付けて毛先が乾燥しづらくした上での話です。

後述しますが明るい髪はダメージも伴うことが多いので髪の保湿ケアなども暗い時以上にしっかり行いましょう。

・伸びた時に根本の黒髪が目立つ

明るい髪の宿命ですが伸びた時に根本の黒髪が目立ってしまいます。

なので暗い髪の人よりも髪を染める頻度は多くなります。

染められるようであれば1ヶ月に1回くらい染めてもいいと思います。

・明るければ明るいほどダメージが大きい

明るく染めれば染めるほど髪の毛のダメージは大きくなります。

理由を簡単に順を追って解説すると、

  1. 明るくするためにメラニン色素を抜く
  2. メラニン色素を抜くためにキューティクルをたくさん開く
  3. キューティクルをたくさん開くために強いアルカリ剤を使用する
  4. 強いアルカリ剤を使用すると髪の毛が健康な弱酸性から離れる
  5. アルカリに傾きキューティクルが開かれた髪の毛はダメージしている状態

となってきます。

さらに髪の毛は弱酸性の状態でタンパク質の結合が1番強いのでハリも出やすくなります。

髪のダメージのことだけを考えると暗い色の方がオススメです。

ただトリートメントでダメージを補ったりである程度解決できる問題ではあります。

・色落ちが早い

髪の毛というのは明るければ明るいほど色落ちが早くなってしまいます。

これは色素の量の関係で明るい色というのは色素が少なく暗い色というのは色素が多くなっています。

そのため暗い色は色が抜けるまで時間がかかりますが明るい色は色が抜けるのが早くなります。

ただ色落ちもある程度までいくと止まってくれるのでどんどん明るくなるスパイラルということはないです。

これは色落ちで抜けていくのはあくまでも「酸化染料」だからです。

元々髪の毛にあるメラニン色素は簡単には抜けません。

暗い髪色のメリット

続いてそのまま暗い色のメリットは、

・落ち着いた印象になる

・まとまりが出やすく乾燥して見えない

・伸びても根本が目立たない

・暗めの薬はダメージが少ない

などです。

こちらも順番に1つずつ詳しく解説していきます。

・落ち着いた印象になる

最もイメージしやすい暗い髪の印象かもしれませんがやはり暗い髪は落ち着いた印象になります。

就活などでも定番ですよね。

面接の前など髪の毛を暗くするだけでも第一印象は変わってきますね。

余談ですが心理学的では人は7秒で初対面の人を判断するって話はよく聞きますよね。

・まとまって見えやすく乾燥して見えない

髪の毛が暗いだけでまとまって見えて乾燥して見えづらいです。

・元の髪質でいつも毛先がパサっとしてしまう人

・パーマをかけていて傷みが気になってる人(通常パーマ、デジパ問わず)

・縮毛矯正(ストレートパーマ)をしていて傷みが気になってる人

などダメージの大きい施術をされている方は髪の毛を暗くするだけでダメージして見えないのでオススメです。

ただパーマに関しては前述の通り明るい髪の毛とも相性はいいのでどちらを取るのか好みということになってきますね。

・伸びても根本が目立たない

伸びても根本のカラーをしてない部分が目立たないのも暗い色のメリットです。

長期間染められない時(忙しくなる時や出産時など)や美容室にいく頻度が少ない人などはかなり暗くしてしまうものオススメです。

黒染めや暗染めも一度やると次明るくできないとはよく聞きますがティントコントローラーなど脱染剤を使えば意外と黒染めも分解することができます。

・暗めの薬はダメージが少ない

明るい色でダメージする仕組みは先ほど解説しました。

暗い色はメラニンを多く抜く必要がない分キューティクルも開かれずダメージに繋がりません。

カラーなので多少のダメージはありますが明るく染める時に比べればかなりダメージは抑えられます。

「カラー=ダメージの原因」と思っている人も多く見受けられますが染める色によっても大きく変わってくることを覚えておいてください。

そしてダメージレスに染める方法はいくらでもあるので美容師さんに相談だけでもしてみてくださいね。

暗い髪色のデメリット

続いて暗い髪色のデメリットですが、

・明るい色から暗くした場合に再度明るく出来ない場合がある

・重く見えて動き出づらくアレンジの立体感は分かりづらい

などとなってきます。

こちらも順番に解説していきます。

明るい色から暗くした場合に再度明るく出来ない場合がある

明るい色から暗い色にした場合に髪の毛を元の明るい色に戻せない可能性があります。

特に黒染めや黒染めに近い暗染めなどを行った場合は染料がしっかりと定着してしまいます。

黒染めなどに関しては別記事でも詳しく解説しているので読んでいただくとスムーズかもです。

よく美容師さんに「黒染めすると次から明るく出来ませんよ〜」などと言われるかもですが大きなデメリットの1つです。

ただ天然の黒はちゃんと明るくなるので安心してください。

なんだか難しい話かもですが単純で

天然の黒→メラニン色素

黒染めの黒→酸化染料

と、それぞれ同じ「黒」という色を発色している物質が違うだけです。

なので黒染めの黒を効果的に取れる方法ももちろんあります。

それが「脱染剤」などと呼ばれる「ティントコントローラー」です。

これに関しては別記事でも詳しく解説しています。

・重く見えて動きは出づらくアレンジの立体感は分かりづらい

暗い色だとやはりどうしても重さを感じてしまいます。

なので巻いたりパーマをしていても明るい色よりは動きが見えづらくなってしまいます。

パーマをかけるときは黒髪より多少でも黒じゃないぐらいの茶色でパーマをしてみてもいいですね。

出かけるときは大体巻くなんて人も髪色を少し明るくするだけでそれっぽくなるのでオススメです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

色味を抜きにした髪の毛の明るさだけでかなり印象が変わりますね。

要約すると大事なのは、

・髪質によって合わせる

・普段のスタイリングによって合わせる

・どう見せたいかで変える

・ダメージによって変えてみる

などとなってきます。

一口にカラーリングと言っても髪質や履歴、ライフスタイルによってオススメの色は大きく変わってきます。

カラーを暗くするか明るくするか悩んでいる方は参考程度にしてみてください。

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