パーマがかかりにくい理由って?かけてもすぐ落ちてしまう原因は?

パーマ

こんにちは。

パーマをせっかくかけたのに3日で落ちたり、むしろ翌日からすでにパーマが出なかったりしたことはありませんか?

なんでパーマがかかりづらかったり、逆にかかりすぎちゃったりするんでしょう?

今日はパーマがかかりづらい原因について解説していきます。

パーマがかかりづらい人の特徴って?

パーマがかかりづらい人の髪質は、

・髪の毛が太くハリがある

・髪の毛の直毛が強い(元の癖が少ない)

・市販のカラー剤で毎月染めている

・ブリーチの履歴が毛先に残っている

・縮毛矯正やストレートパーマの履歴が毛先に残っている

などです。

要は髪質の問題と施術の履歴の問題の2パターンですね。

では具体的に一つずつみていきましょう。

 

・髪の毛が太くハリがある

まず髪の毛が太かったりハリがあったりする場合です。

この場合はそもそもの髪の毛が強いのでパーマの薬剤が浸透しづらいです。

ただ、髪が太かったりハリがある場合はしっかり時間をかければかかってくれる髪質です。

逆にいうと美容室での滞在時間は長くなりがちです。

髪の毛が太かったりハリがある人はカラーも同様に染まりづらかったり明るくなりにくかったりすると思います。

・髪の毛の直毛が強い(元の癖が少ない)

もう一つ髪質の問題でかかりづらいのは髪の毛の直毛が強い人です。

これは自分ではわかりにくいかもしれませんがイメージとしては髪の毛がツンツンしやすい人です。

パーマというのは髪の形を曲げてカールを作り、それが重なってスタイルを作るものです。

しかし直毛が強いと曲がるものも曲がりません。

この髪質の人もしっかり時間をおけばかかる場合もありますが後日取れたりしやすいです。

髪が太い人やハリがある人にも言えるのですが髪の量を取っておくとパーマはかかりやすくなります。

これは重さによるカール垂れがなくなるからです。

なのでパーマをかける時にカットもする人がほとんどだとは思いますがパーマのみの施術はなるべく避けましょう。

・市販のカラー剤で毎月染めている

次に髪質の問題ではなく施術履歴の問題の方です。

市販のカラー剤で染めている人はパーマが少しかかりづらくなります。

これは市販のカラー剤で繰り返し染めることによる髪のダメージによってパーマの結合がうまくいかないためです。

基本的にパーマとはダメージがあればあるほどかかりづらくなってきます。

これは髪の毛の形を決めている結合の数自体がダメージにより減ってしまうためです。

他の記事でも書いていますが市販のカラー剤はとても傷みます。

市販のカラー剤については過去記事をご参照ください。

それだけでパーマがかからなくなることはありませんがなるべく美容室で染めましょう。

部分カラーなんてメニューもあるのでスパンを工夫していきましょう。

・ブリーチの履歴が毛先に残っている

カラーをしている髪の毛よりもっと恐ろしいのがブリーチをしている髪の毛です。

これはもう断言しますがパーマは諦めましょう。

パーマは毛先から中間をメインでかけていくと思うので毛先に少しブリーチが残っているだけでもダメです。

美容師さんから断られるとは思いますが「傷んでも良いので〜」なんて強行突破はしないでください。

かからないしダメージも進行します。最悪髪が溶けます。

ハイライトやインナーカラーなどでも同じです。

ブリーチ毛は髪の芯が既に細くなっているポーラス毛という状態です。

芯が細いので形がつきにくくカールがつかないのです。

というかブリーチをやっていると髪の芯は既に無い場合も全然あります。

・縮毛矯正やストレートパーマの履歴が毛先に残っている

最後にストレートパーマや縮毛矯正をかけている場合です。

このパターンでは人工的に一度真っ直ぐにしているので通常のパーマはかかりません。

人間の髪の毛はそんなに何回も真っ直ぐにしたり曲げたり暗くしたり明るくしたりなんてことはできません。

少しづつキューティクルが剥がれていくので限界があります。

特に縮毛矯正はまっすぐの力が強いので通常のパーマでは微動だにしません。

ですが縮毛矯正をしていても例外的にデジタルパーマであればパーマをかけることができます。

縮毛矯正はタンパク質を変性させてまっすぐにしています。

デジタルパーマもタンパク質を電熱で変性させるのでかかってくれます。

縮毛矯正の毛先がツンツンした質感が嫌いという人は多いですのでこの方法はオススメです。

この根本から中間を縮毛矯正で毛先に少しカールをつけるスタイルをストカールと言われてたりします。

ストカールについては別記事でも詳しく解説しています。

ちなみに縮毛矯正の上からデジタルパーマをかけると傷みそうという声が聞こえてきそうです。

でもデジタルパーマは傷んでいる人や髪の毛が細い人は電熱が通りやすいのでかかりやすい傾向にあります。

縮毛矯正をかけた髪に更に髪の毛を柔らかくするような薬剤を使うのでしっかりかけようとすれば確かに髪の毛は溶ける勢いで傷みます。

なのでいくらデジタルパーマが一応かかるとはいえ緩めに優し目にかけるもしくは低温でのデジタルパーマをオススメします。

低温デジタルパーマに関しての詳しい話は別記事でも解説しています。

個人的には緩めでも縮毛矯正をしている真っ直ぐな質感とはかなり変わってくれるためツンツンした不自然さを取りたいぐらいであればオススメです。

ただしっかりかけたかったり「theパーマ」って感じにしたいのであればやはりそもそも縮毛矯正かパーマかを選ぶ必要があります。

良いとこ取りや両立には限界があります。

かけてもすぐにいつも落ちてしまうのは何で?

かかりはするけどいつもすぐ落ちてしまう人は、

・もともとパーマがかかりづらい髪質でかかっても弱いので結果的に早く落ちてしまう

・髪の量が取り切れていなくて重さで落ちてしまう

・髪の長さがあり、重さでカールが垂れてしまう

・パーマをかけてから24時間以内にシャンプーや髪を濡らしたりなどを何回か行う

・そもそもカウンセリングでイメージがズレている

などが挙げられます。

パーマの場合も、しっかりカウンセリングで伝えていき画像なども見せましょう。

この時に明確にどういうパーマか分からなくてもいいので画像を見せましょう。

画像より強いのか弱いのか、画像のパーマのどの辺りの質感が好きなのかなど言葉だけでは伝えられない事を伝える事ができます。

詳しくは別記事でも解説しています。

あとはいつも決まって大体落ちてしまう事が分かっているのであれば髪の毛を少し短くしたり、いつもより多めに髪の毛の量を取ってもらうなどしましょう。

カットの重さのコントロールでパーマは出やすくなったり抑えたりする事ができます。

パーマとカットは連動しているのでパーマだけの問題では無いかもしれません。

まとめ

今回のことをまとめると、

・髪の毛が太いと薬剤が浸透しづらいためパーマがかかりにくい

・元の癖が少なく直毛が強いと髪を曲げるのに時間がかかるのでパーマはかかりにくい

・パーマをかける時は髪の量も取っておいた方が軽さでかかりがよくなる

・市販のカラーで繰り返し染めているとダメージが重なってパーマがかかりにくい

・ブリーチが少しでも残っているとパーマを断る美容師さんは多い

・縮毛矯正やストレートパーマをやっているとデジタルパーマ以外はかからずにデジタルパーマも安全にいくのであれば緩く低温でかける必要がある

などとなってきます。

パーマというのは髪の毛の形が変わり同じ長さでもスタイルがガラッと変わるので気分転換やイメージチェンジになりますよね。

かからないならその原因を掴んでパーマをもっと楽しみましょう。

ちなみにパーマをかけた日は24時間ぐらいはシャンプーをしないでくださいね。

これは空気中の酸素と髪の毛が反応して徐々に形が定着していくのを促進するためです。

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