今更だけどデジタルパーマって何??普通のパーマとの違いは?

パーマ

こんにちは。

今日はデジタルパーマの仕組みについてとデジタルパーマと普通のパーマの違いについて解説していきます。

聞いたことある方、実際にかけてみたことある方でもデジタルパーマの仕組みを理解しておくと今後のパーマやヘアスタイルの選択肢の幅が広がると思いますのでご参照ください。

 

デジタルパーマと通常のパーマの違いは?

そもそもデジタルパーマとは?って方もいらっしゃると思います。

デジタルパーマとは電熱を通して髪の毛のタンパク質の形を変えていくパーマになっています。

通常のパーマがランダムにかかってくるのに対してデジタルパーマはランダム感というよりはコテの内巻き風のまとまった感じに仕上がることが多いです。

そして最大の特徴は通常のパーマでは濡れた時にカールが出てくれますがデジタルパーマでは乾いた時にカールが出てくれます

なので根本的に乾かし方やスタイリングが違ってきます。

デジタルパーマのメリット

ではここからは具体的にデジタルパーマのメリットとデメリットを見ていきましょう。

まずデジタルパーマのメリットは、

・パーマがとても長持ちするので頻繁にかける必要がない

・パーマがかかりづらい人でもかかることが多い

・乾いた状態でウェーブが出るので自分でスタイリングしやすい

・ムースなどスタイリング剤に頼らなくてもカールが出る

などです。

1つずつ順番に解説していきます。

・パーマがとても長持ちするので頻繁にかける必要がない

まずメリットとして挙げられるのがパーマの持ちです。

通常のパーマと比べてパーマの持ちがいいです。

熱で直接タンパク質の形を変えるので髪の毛を切らない限りは半永久的に持ってくれます

・パーマがかかりづらい人でもかかることが多い

通常のパーマを何回かけてもかからない人がいますが大体は髪質の問題で薬剤が合っていないということが多いです。

そういった場合はデジタルパーマに変更することでパーマがかかってくれる場合も多いです。

・乾いた状態でウェーブが出るので自分でスタイリングしやすい

通常のパーマと違い乾いた状態でパーマが出てくれるのがデジタルパーマの特徴です。

つまり夜にある程度形を作っておけば朝はそれに合わせてオイルなど好みのスタイリング剤をつければ完成です

通常のパーマの場合は大体が朝に1回濡らすことがパーマを出すためには必要になってきます。

なのでそれが大変だという人はデジタルパーマが向いているかもしれません。

・ムースなどスタイリング剤に頼らなくてもカールが出る

デジタルパーマの場合はスタイリング剤はこれじゃないとダメですっていうのがあまりありません。

通常のパーマの場合はムースやミルクなど水分量の多いものがパーマを出しやすいですし乾燥も防いでくれます。

デジタルパーマであればムースやミルクなどでウェットっぽい質感を出してもいいですしオイルやクリームなどでナチュラルに仕上げてもいいです。

自分の好みに合わせてスタイリング剤を選べますし日によってウェットな質感とドライな質感と変えることもできます。

デジタルパーマのデメリット

ここまでメリットを聞いてると「なんか通常のパーマをやる意味なくない?」と思ってくるかもしれません。

しかしデジタルパーマにももちろんデメリットもあるので包み隠さず解説していきます。

デジタルパーマのデメリットは、

・通常のパーマよりは傷む

・通常のパーマよりは施術の時間と料金がかかる

・根本にボリュームを出すのはできない

・ショートの人は難しい

・乾かし方に慣れが必要

・他のパーマがかからなくなる

などです。

こちらも順番に解説していきます。

・通常のパーマよりは傷む

まず挙げられるのが髪の毛のダメージです。

薬剤も美容施術の中でもブリーチの次ぐらいにデジタルパーマと縮毛矯正は傷んできます

それに加えて熱のダメージもあるので、イメージとしては「通常のパーマのダメージ+熱のダメージ」といったところです。

人によってはかなり乾燥しやすくなるので普段からオイルなどでのケアは必須です

・通常のパーマよりは施術の時間と料金がかかる

細かいことですが通常のパーマより時間も料金もかかることが多いです。

スタイルにもよりますが時間はカットとデジタルパーマで2時間半〜3時間程度です。

料金も通常のパーマより1000円から5000円程度高く設定されているところが多いです。

その分スタイルの持ちはよく頻繁にかける必要はないので継続的にかけたりコスパを考えると通常のパーマとトントンといったところでしょうか。

・根本にボリュームを出すのはできない

デジタルパーマは電熱を使うので根本にかけることはできません。

正確には根本にもかけられるのですが熱があるので現実的には無理です。

なので根本をふわっと立ち上げたり根本からしっかりウェーブのスタイルなどにはデジタルパーマは不向きです。

・ショートの人は難しい

上記の根本にボリュームを出すことが難しいのと似ている理由ですがショートカットの人はデジタルパーマと相性が悪いです。

長ければ長いほど髪の毛全体に対してパーマがかかっている面積が増えるので長くデジタパーマを活かせます。

ですがショートカットなど短めの長さであれば根本にも巻けず毛先のかかっているところもちょくちょく切っていくことになります。

なのでショートでデジタルパーマだと希望のスタイルになりづらいことが多いです。

ショートの人は通常のパーマでかけていくのがおすすめです。

・乾かし方に慣れが必要

デジタルパーマは乾かし方により大きくカールの出方が変わってきます。

これはデジタルパーマが乾く時に形になる性質のためです。

具体的には髪の毛を指に巻きつけるようにくるくると乾かしていくのが基本です。

難しければ毛先を掴むようにクシャッと乾かしていただければ大丈夫です。

NGなのは伸ばすように梳かすように乾かすことです。

パーマを伸ばしたい時はいいですが基本的にはスタイルがダレてしまいます。

・他のパーマがかからなくなる

デジタルパーマをかけると他のパーマはかからなくなります。

「パーマがかかっているのにパーマをかける必要ある…?」と思う方もいるかもしれません。

しかしデジタルパーマをかけた半年後にパーマの質感をコテ巻き風のデジタルパーマからランダムウェーブの通常のパーマに変えたくなったとします。

その時に通常のパーマにしたいと思っても毛先に少しデジタルパーマが残っているので通常のパーマは思うようにかからなくなります。

デジタルパーマの部分を切って無くしていくにしても完全になくならないと安全には他のパーマをかけられないので少し時間がかかりますね。

通常のパーマで上書きできない理由としては前述の通り熱でタンパク質の形が固定されているためです。

通常のパーマの薬剤で反応する領域をコントロールできないないということです。

結局どういう人に向いているの?

デジタルパーマに向いている人は、

・ゆるいコテ巻き風のカールでまとまりを出したい人

・パーマの持ちをなるべく良くして頻繁にかけたくない人

・髪の長さが鎖骨より下で毛先を中心にカールが欲しい人

・既に縮毛矯正をやっているor縮毛矯正も一緒にやりたい人

などが挙げられます。

長さがあってまとまり感や緩めウェーブであればデジタルパーマがいいのではと思います。

後は縮毛矯正をやっているのであれば消去法的にデジタルパーマになりますね。

あくまでも向いている人の話なので、やりたいスタイルや髪の状態によって大きく手段は変わってきます。

わからなければ写真を持っていき美容師さんに相談しましょう。

ちなみに他のパーマとの比較記事も書いているのでパーマがそもそも気になっている人は読んでみてください。

まとめ

まとめると、

・デジタルパーマとは電熱でかけていくパーマで乾いた時にカールが出る特性がある

・通常のパーマと違いランダムにカールが出るのではなく緩いコテ巻き風のまとまったカールになる

・パーマがかかりづらい人でもかかることが多くカールが長持ちしやすい

・通常のパーマより傷みが大きく他のパーマもかからなくなる

・熱を使うため根本にかけることはできない

・ショートの人よりは髪の毛が長い人に向いている

・縮毛矯正の上からは上書きでパーマがかかる

などとなってきます。

一口にパーマと言っても今は色々ありますがやはりデジタルパーマは普段のお手入れが楽なのでおすすめです。

ちなみに傷むのが気になるようであれば低温でかけたりダメージケアをしながらなど臨機応変に対応できます。

低温デジタルパーマに関しては別記事でも詳しく解説しています。

是非もっとヘアスタイルを楽しんでみましょう。

相談だけでも承ります。

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