雨の多くなってくる時期に縮毛矯正を考えたりしますよね。
けど矯正って毛先までシャキーンって真っ直ぐになっちゃうのがネックでやりたくないって方もいますよね。
そんな時に登場するのがストカールです。
今回はストカールのメリットや注意点などを解説していきます。
ストカールとは?
まずストカールという言葉を聞いたことがない人も多いかもしれないので簡単に解説しますね。
ストカールとは名前の通りストレートとカールを組み合わせたスタイルになります。
基本的には根本から中間に縮毛矯正またはストレートパーマを施して中間から毛先にデジタルパーマをかけていくスタイルになります。
この時にどこからカールをつけるのかは長さやスタイルによって変わってきます。
もちろん内巻きだけではなく今っぽい外ハネや大きなウェーブのようなカールも可能です。
ただ「パーマ」というよりはどちらかと言うと「縮毛矯正の延長」というイメージです。
ストカールのメリットって?
ここでストカールのメリットをまとめてみます。
・縮毛矯正の真っ直ぐな毛先が自然なカールになる
・乾かしただけでスタイルが完成するため朝がラク
・頻繁に行う施術ではないためスタイルの持ちがいい
などとなってきます。
ちょっと順番に解説していきますね。
・縮毛矯正の真っ直ぐな毛先が自然なカールになる
縮毛矯正をやった後の「私、縮毛矯正しています」って感じの毛先の質感を和らげてくれます。
ストカール最大のメリットはこれですね。
どうしても縮毛矯正をすると毛先が不自然にシャキーンとなってしまいますよね。
この不自然さをなくしてくれるのがストカールです。
基本的に縮毛矯正をすると髪のタンパク質の形が固定されるため他の通常のパーマはかからなくなります。
しかしデジタルパーマだけは縮毛矯正と同じく熱でタンパク質の形を変えるので形の上書きが可能です。
これにより真っ直ぐになった形を曲げることができます。
前述の通り内巻きだけではなくウェーブっぽくかけたりボブや鎖骨ぐらいであれば外巻きのオーダーも最近は人気です。
ただ一度縮毛矯正で真っ直ぐにしている分、強くはカールはかからないのは注意です。
・乾かしただけでスタイルが完成するため朝がラク
乾かしただけでスタイルが完成するのもストカールのいいところです。
特に縮毛矯正だけをしていると毛先の不自然さをカバーするために朝に結局アイロンを通したりしがちですよね。
ストカールをしておくとアイロンを使うとしたらアイロンの時間の短縮にもなります。
夜にしっかり乾かしておけば朝はオイルを少しつけるだけで完成するのもストカールのいいところです。
・頻繁に行う施術ではないためスタイルの持ちがいい
ストカールはそこまで頻繁に行う施術ではありません。
髪質にもよりますが半年に1回ぐらいでもいいかもしれません。
こればっかりは毛先のカールもそうですが気になってくるのは根本のクセですね。
ただ毛先にカールがついている分、普通の矯正よりは頻度を落としても根本のクセは目立たないと思います。
なので結果的にスタイルの持ちは比較的いいです。
ただ、カットは定期的に行わないと重さでまとまりが悪くなります。
この時に長さを思いっきり切ってしまうと毛先のカールが取れてしまうので注意しましょうね。
ストカールの注意点
ここまでいいことばっかりでしたがストカールをかけるにあたっての注意点もしっかり解説していきます。
・ダメージがかなり重なってくる
・簡単にスタイルチェンジできない
などとなってきます。
順番に解説していきます。
・ダメージがかなり重なってくる
ストカールのダメージはかなり大きいです。
美容室の薬剤の中でも縮毛矯正やデジタルパーマの薬はブリーチの次ぐらいに強い薬になっています。
縮毛矯正を1回以上やっている状態の人は毛先のダメージが縮毛矯正とデジタルパーマのダメージとで重なってきます。
トリートメントなどでしっかりケアをするのも大事ですがデジタルパーマを弱めにオーダーして(内巻き程度など)でダメージを抑える方法もあります。
パーマは基本的に強めにかければかけるほど傷みが出ます。
ストカールをやる人に多いのが継続的に縮毛矯正をしていて毛先の質感に飽きてしまった人などが多いです。
癖毛を1回真っ直ぐに伸ばして、伸びてきたその毛先をまた曲げるとなるとやはりダメージは重なってきますよね。
・簡単にスタイルチェンジできない
前述のダメージが重なってくる理由とも重複しますがストカールは頻繁にかけることがダメージの観点からも難しいです。
要は「バッサリ切っちゃったけどまた毛先にパーマかければいっか!」みたいなのがダメージが重なるので難しくなってきます。
なのでストカールをかけた後などはバッサリ切ることができなくなると思っておいた方がいいでしょう。
結局どういう人にオススメ?
僕が思うにストカールをやったほうがいい人は「鎖骨より長さがあって縮毛矯正をしている場合」です。
鎖骨より長さがあり尚且つ縮毛矯正をしている人は毎日毛先の不自然な真っ直ぐさを取るためにアイロンを使っている人も多いと思います。
そういう人はストカールにすることで毎日のアイロンの時間と熱によるダメージがなくなります。
ボブぐらいの長さでもかけれなくはないです。
しかしボブだと襟足の長さが足りなくて無理に巻くとクセとぶつかり逆にまとまりが悪くなる可能性もあります。
ボブのストカールは長さがあるストカールよりも根本の乾かし方が重要になるのでドライヤーの難易度も高いです。
ボブのストカールは出来なくはないですがオススメはしません。
髪の長さが長ければ長いほどストカールを活かせます。
スタイリングはどうやってやるの?
基本的には長さがないとストカールは難しいので朝に濡らす必要などはない場合が多いです。
その代わり夜に毛先を持ち上げて掴むようにクシャッと乾かしてあげると毛先のカールが翌日の朝に出やすくなります。
この時に毛先ばかりに意識を向けて根本が乾いてない、なんてことがないように注意してください。
ドライヤーの方法の前提として根本を乾かしてからの毛先です。
朝はスタイリングオイルなどがオススメです。
スタイリングオイルをよく知らない人は別記事で詳しく解説しているのでご参照ください。
オイルで物足りない、しっとりさせたいならムースやワックスなどでもいいですが付けすぎた時の重さでカールが弱まらないように注意してください。
スタイリング剤を付けるときは根本から梳かす(とかす)ようにつけるとカールが弱まるので揉み込んで持ち上げるように付けてあげてください。
風が強い日は上から更に軽くスプレーしましょう。
これらのスタイリング方法は内巻きのストカールでもワンカールのくるくるストカールでも基本は同じです。
内巻きストカールの場合はちょっと梳かすようにスタイリング剤をつけるのがいいかもしれません。
まとめ
今回のことをまとめますと、
・ストカールとは縮毛矯正の延長で根本と中間は縮毛矯正、毛先にデジタルパーマをかけたスタイルのこと
・ストカールの目的は縮毛矯正の不自然な真っ直ぐな質感を柔らかい自然な質感にすること
・ストカールがオススメな髪は鎖骨以上の長さで縮毛矯正をやっている(検討している)人
・ストカールは1回かけると長持ちするため頻繁に施術する必要はない
・縮毛矯正部分にデジタルパーマをかけるためダメージが重なってくる
・朝のセットにはスタイリングオイルなどがオススメで物足りなかったらワックスやムースでも良い
などとなります。
ストカールは特別新しい技術というわけではないですが縮毛矯正がここまでメジャーになってきている以上これからもどんどん認知度が上がってくると思います。
今まで縮毛矯正だけをやってきた人や縮毛矯正の不自然な真っ直ぐさが嫌で抵抗があった人なんかはストカールを強くオススメします。
この時期特に癖毛に悩んでいる人は多いと思うので相談だけでも美容師さんにしてみてくださいね。
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