美容室でのカラーの流しって謎にマッサージのようにモミモミしてから流したりしますよね。
流される方は早く流してほしいのにあの行動はいったいなんなのか疑問に思ったことはないですか?
実は明確な理由があり揉みこんでいますが今回は詳しく解説していきます。
カラー剤をもみこむ理由って?
カラー剤を揉みこんでから流す理由は、
・カラー剤が頭皮に残らないように乳化している
・カラーの色ムラを防いでいる
この2つが主な理由です。
1つずつ解説していきます。
・カラー剤が頭皮に残らないように乳化している
乳化とは「混ざらない2つの物質を混ぜていくこと」です。
美容室でカラーを流す時はお湯(水分)とカラー剤(油)を乳化させることによって普通に流すより綺麗に流すことができます。
特に根本付近はカラー剤が溜まりやすいので念入りに乳化します。
頭皮付近にも多くカラー剤をつけることが多い白髪染め時には乳化が長くなることもあります。
・カラーの色ムラを防いでいる
揉みこむことによってカラーの色ムラを実は防いでいます。
特に繰り返しているカラーはリタッチであっても全体を塗るときであっても色の境目ができやすいです。
薬剤は塗るだけだと限界がありますが揉み込むことによって境目の部分に均一に色が入っていきやすいです。
後は塗り残しを埋めてくれるという意味でも最後に揉み込むことによって色が均一に入ってくれます。
ブリーチの場合などは特に念入りに乳化させる場合が多いです。
ちなみにブリーチで色が入らない原因は乳化だけではなく色々な要因があります。
こちらも別記事で詳しく解説させていただいています。
乳化せずに流す場合ってあるの?
乳化せずに流す場合ももちろんあります。
・そもそも根本にカラー剤をつけていない時
・マニキュアの場合
などです。
マニキュアは揉み込むと頭皮に付くのが想像つくと思うのでスルーします。
根本にカラー剤をつけてない場合とは毛先だけを塗っている場合ではありません。
白髪染めでは無くおしゃれ染めの場合だと根本は少し外して塗ることの方が多いです。
これは人の頭の体温で過剰に根本部分の薬剤が反応して根本だけが明るくなるのを防ぐためです。
なので色によっては乳化がほとんど必要なくそのまま流す場合も多いです。
まとめ
まとめると、
・カラーの流しの時にカラー剤を揉み込むのは薬を乳化しているのとカラーの色ムラを防ぐため
・乳化して流すことで頭皮にカラー剤が残らない
・おしゃれ染めやマニキュアでは乳化せずに流す場合もある
となります。
テストには出ませんが覚えておくと豆知識です。
普段意識はしないけど言われてみればって感じでカラーの流しの時にモミモミされてますよね。
たまに擦るぐらいの感じで痛い美容師さんもいますがあれはやりすぎだと思います。笑
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