〜美容室の七不思議の1つ、カラーとパーマを同時にできる時とできない時がある説〜
「カラーとパーマって同時に施術していいんだっけ?」
「クーポンがあるからやっていいのかな?」
なんて思ったことは一度はあるのではないでしょうか?
カラーもパーマもしたいけど日にちを分けていくのは流石にめんどくさいですよね。
美容室でカラーとパーマって同時にできるの?
結論からお答えするとできる場合とできない場合があります。
どういったカラーをするか、どういったパーマをするかによってもかなり変わってきます。
大前提として日本の薬事法で「同じ日に髪の毛の同じ部位に医薬部外品を使ってはいけない」という法律が存在します。
ここ次の期末テストに出ます。というか出します。僕が出します。
最近の薬剤がどんどん優しくなっているとはいえ、やはり髪の毛への負担を考えれば当然といえば当然の法律だとは思います。
難しく考えると頭がパンクしちゃいますが要は髪に負担をかけなければ同時に行うことは可能という話です。
カラーとパーマを同じタイミングでやりたいのであれば具体的には、
・カラーをリタッチだけにする
・コスメパーマなど医薬部外品以外の薬剤を使う
・別の日で後日カラーをやる
のどれかになってくると思います。
ちょっと1つずつ解説していきます。
・カラーをリタッチだけにする
カラーを全体ではなくリタッチでやっていく方法です。
このやり方だと根本にカラー剤、毛先にパーマ剤となるので医薬部外品の薬が髪の毛の同じ部位にはつきません。
ダメージ的にも根本と毛先で分けられるのでカラーとパーマをダメージが原因でやるか悩んでいる人にもオススメです。
ただ、リタッチなのでカラーを3ヶ月以内あたりでやっている人に限られます。
全体を染めたい時には出来ない方法ですね。
・コスメパーマなど医薬部外品以外の薬剤を使う
一部の薬剤は医薬部外品ではなく化粧品として登録されているものもあります。
パーマだと化粧品登録されている代表的なのがコスメパーマです。
一般的なパーマやカラーの薬剤は医薬部外品です。
なのでコスメパーマは化粧品として登録されているぐらい優しいパーマということですね。
コスメパーマについては別記事で詳しく解説してあります。
なので今回は詳しいことは割愛しますがコスメパーマであればカラーも毛先まで色を入れることができます。
ちなみにコスメパーマは普段カットとパーマだけの時にもよく使うパーマです。
優しいからといって、かかりがとても弱いということはありませんが緩くかける方が得意なパーマ剤です。
・別の日で後日カラーをやる
次の選択肢としては別の日で後日にカラーをやるという選択肢です。
お店に2回行くのはちょっと面倒に感じる方もいるかもしれません。
ただ、一番傷まないのはこの方法です。
やはり分けれるなら分けるにこしたことはないです。
パーマもカラーも施術をしてから髪の毛の内部が安定するまでに時間がかかります。
この内部が安定するというのは薬剤でアルカリに傾いていた髪の毛が徐々に空気などで酸化して弱酸性に近づくのに時間が1週間ほどかかるということです。
カラーもパーマも薬剤はアルカリ性です。
人間の髪の毛は弱酸性なのでやはり一気にたくさんのアルカリを加えると乾燥してダメージしやすくなります。
なので同じ医薬部外品であれば分散させた方が髪の毛への負担は減ります。
カラーとパーマを同時に行う場合、どちらを先にやるの?
カラーとパーマを同時に行う場合は先にパーマを行うのが一般的です。
これはパーマの落ち具合よりもカラーの落ち具合の方が顕著だからです。
カラーってとても綺麗に染まっていてもパーマの薬剤だったり普段のアイロンの熱だったりで簡単に色落ちをしてしまいます。
一方パーマはしっかりかかっていれば1回のカラーなどでそんなに簡単に取れることはありません。
断言しますがカラーをやって取れる程度のパーマなんて最初からキレイにはかかっていません。
「パーマの後にカラーをやったからパーマが取れた」ということはあまりないということですね。
ブリーチやおしゃれ染めの明るい色などは多少例外ですけどね。
なので95割はパーマが先でカラーが後です。
美容師さんもパーマの後にカラーがあることを考慮して、カラー剤は伸ばさずに揉み込みながら塗布したり、パーマを少し強めにかけたりなどしているはずです。
別の日でやる場合でも同じです。
後日にパーマをかけることはほぼないはずです。
まとめ
などとなってきます。
ただ例外はやはりあるのでケースバイケースです。
カラーもブリーチなどを使ったインナーカラーやハイライトなどは特殊です。
パーマもデジタルパーマや縮毛矯正なども特殊になってきますので一概には言えません。
ただ基本的には同じです。
是非これからも美容室でパーマもカラーも両方楽しんでみてください!
ただ不安な場合、ダメージが気になる場合など少しでも気になったら担当の美容師さんに相談することをお勧めします。
細かい疑問にもしっかり答えてくれるはずです。
コメント