こんにちは。
皆さんはヘアカラー楽しめていますか?
せっかくいい色に染まったのに1週間で色落ちしてたら染めても染めてもキリがないですよね。
自分もすごい勢いで色落ちします。
今日はヘアカラーで明るくなりやすい人(色落ちしやすい人)について解説していきます。
カラーですぐに色落ちしてしまうのって何が原因なの?
カラーリングをしたのにすぐに色落ちしてしまう人の特徴は、
・髪の毛が細くて柔らかい
・ブリーチなど、明るい髪色にしている
・定期的にパーマ(縮毛矯正)をかけている
・ほぼ毎日ヘアアイロンを使う
・洗浄力の強いシャンプーで洗うことが多い
・濡れたまま寝ている
などとなってきます。
要は、
・もともとの髪質の問題
・ダメージの問題
・ホームケアの問題
の3つですね。
一つずつ順番に解説していきます。
・髪の毛が細くて柔らかい
髪の毛が細くて柔らかい人は色落ちがしやすいです。
これは髪質の問題なので仕方ないことではありますが染めても2週間後にはかなり明るくなっているという人が多いと思います。
この場合は濃いめに(暗めに)染めておくのがやはりセオリーかと思います。
髪の毛の色落ちってどんどん明るくなっていく訳ではなくある程度のところで留まってくれます。
例えば7レベルで染めたときにいつも12〜14レベルまで色が落ちてしまうのであれば
5レベルで染めると色が落ちても9レベルぐらいで止まってくれます。
このように抜け切る色素にも限界があるのであらかじめ濃く入れておくのがオススメです。
・ブリーチなど、明るい髪色にしている
明るい髪の色にしているとそれだけで色落ちは早くなります。
ブリーチであれば特に色落ちは早いです。
ブリーチであれば2週間程度で元の色はほんのり感じられますが、かなり薄まった感じになります。
3週間経つ頃にはほぼ入れた色味は感じられなくなり金髪っぽくなってしまいます。
初めてのブリーチの場合は色落ちの速度にびっくりするかもしれませんね。
ブリーチでなくても明るい髪の色ほど色落ちが早いです。
ブリーチをしないギリギリの明るさなどであれば髪質によってはどんどん明るくなってしまいます。
職場などでの規定が厳しい場合は余裕を持って暗めにしておくことが無難です。
・定期的にパーマ(縮毛矯正)をかけている
パーマをすると色落ちの速度は上がります。
これは、
・パーマ自体のダメージによって色が抜ける
・パーマをかけた後は髪が乾燥するので抜けやすくなる
の2つの意味を持っています。
なのでかけた時もそうですがその後も抜けやすくなります。
酸化染毛料であるカラー剤はアルカリにとても弱くパーマはカラーをした髪の大敵であるアルカリ剤です。
パーマとカラーを両方行う場合にはカラーが後になる場合が多いです。
これは染めた直後でも仮にパーマをするとパーマの薬剤の成分(主にアルカリ剤)でカラーが落ちるためです。
縮毛矯正やデジタルパーマだとアルカリの濃度が高く髪の毛のpHが大きくアルカリに傾きます。
これによりデジタルパーマや縮毛矯正は尚更色落ちは早くなります。
・ほぼ毎日ヘアアイロンを使う
毎日ヘアアイロンを使っている場合でも色落ちはかなり激しくなります。
ただ、アイロンに関しては毎日使っている人も多いと思いますので辞めるのは難しいと思います。
なのでなるべく負担を減らしましょう。
特に180度程度の高温で毎回行っている場合はほぼ色落ちの原因がアイロンなので温度を下げましょう。
具体的には温度が低め(目安は120度)でゆっくり仕上げるか、温度が高め(180度)で素早く仕上げるかです。
もしくは熱を使わないマジックカーラーなどを活用してカールをつけるのもいいですね。
・洗浄力の強いシャンプーで洗うことが多い
できれば市販のシャンプーなどは洗浄力が強く作られているので避けましょう。
美容室専売品のしっかりダメージケアをしてくれるシャンプーや保湿力が高いシャンプーを選ぶのがベターです。
シャンプー中(濡れた髪の毛)というのは髪のキューティクルが開いている状態です。
ゴシゴシするのも気持ちいいですが髪は優しく洗ってあげましょう。
髪の毛の正しい洗い方に関しては別記事でも詳しく解説しています。
・濡れたまま寝ている
濡れたまま寝ている場合もかなり色落ちが進行します。
濡れたままの髪はキューティクルが開いている状態です。
そのまま寝ると色素が少しづつですが流出してしまいます。
しっかりと洗い流さないトリートメントをつけて保湿して乾かしましょう。
特に染めてから1週間以内は髪の内部にカラー剤のアルカリ成分が残っています。
徐々に空気中の酸素などで健康な弱酸性に近づきますが染めてから1週間は特にお家でのケアをしっかり行いましょう。
ちなみにこの濡れたまま寝ると髪が傷む具体的な理由は別記事でも解説しています。
ホームケアの基本なので見ておいてください。
カラーシャンプーやカラートリートメントは有効?
カラーシャンプーやカラートリートメントなどももちろん有効です。
カラーシャンプーやカラートリートメントなどは抜けていく色素を補っていくようなイメージです。
よくある勘違いとしてカラーシャンプーやカラートリートメントで「染まっていく」と思われている方が非常に多いです。
ですが実際は「抜けてる分を少し補う程度」というのがほとんどです。
ちなみにカラーシャンプーとカラートリートメントではカラートリートメントの方が色のキープはいいかと思います。
これは単純にカラートリートメントの方がより多く色素が入っているためです。
ただ両者ともキューティクルを開いて内部を染めていくものではなく、あくまでも表面を染めるだけなので「染める」というよりは「塗っている」という表現の方が正しいかもしれません。
色持ちがいい色とかはあるの?
実は色によっても色持ちがいい色と、色落ちが早い色があります。
日本人の場合ですが基本的に暖色系(ピンクやレッド、オレンジなど)は色持ちがいいです。
逆に寒色系(ブルー、グレー、グリーンなど)は色落ちが早いです。
日本人の場合は地毛は焦げ茶に近い黒髪の人がほとんどだと思います。
この「焦げ茶に近い黒」というのは絵の具でいうところの「色んな色が混ざって暗くなった黒」に近い状態です。
つまり色を抜いていく段階で「黒を抜いているのではなく色んな色素を抜いている状態」になります。
で、この時に抜けていく色素達は実は大きさがそれぞれ違います。
この時に髪から真っ先に抜けていき日本人の髪の毛の中に元々の配合量も少ないのが「ブルー」になります。
このため少し明るくするとブルーは消えていき他の色の主張は強くなります。
色を抜いていった時に最後に残るのが「イエロー」で次に「オレンジ」です。
なのでブリーチをした時にどうしても白にはならずに黄色みだけは残ります。
髪が太い人や色素の量が元々多い人などは黄色まで届かずにオレンジになります。この場合はもう1度ブリーチをするとやはりラスボスのイエローが出てきます。
つまり何が言いたいのかというとブルーから遠ければ遠いほど色の持ちは良く、ブルーに近い色であればあるほど色の持ちは悪いということになります。
ただこれはあくまでも一般論で施術の履歴や髪質などにより大幅に左右します。
実は明るさによって発色しやすい色が異なる
実はカラーリングとは髪の明るさによって発色しやすい色と発色しにくい色があります。
もちろんブリーチをしてしまえばあまり関係はなくなるのでブリーチをしない色での明るさの話です。
ざっくりですが、
5レベル〜6レベルぐらいの色→レッド、ピンク系
7レベル〜8レベルぐらいの色→ピンク、オレンジ系
9レベル〜10レベルぐらいの色→オレンジ、イエロー系
などとなってきます。
あくまでもオススメの色ということではなく発色しやすい色、というだけです。
つまりピンク系にするのであれば明るい色で発色させるのではなく暗い色の方が元の持っている色素を利用して発色させることができるのでオススメです。
オレンジ系にしたいのであれば少し明るめの色に設定しておくと勝手にオレンジになってくれたりします。
この辺りは裏ワザです。
まとめ
なんだか難しい話も後半混ざってきましたがついてこれたでしょうか?
今回のことをまとめると、
・色落ちが早くなる原因は「もともとの髪質の問題」「ダメージや施術の問題」「ホームケアの問題」のどれかである
・あらかじめ濃いめに色を入れておくとある程度のところまでしか抜けきらないのでオススメ
・ブリーチをしているとどんな髪質でも色はすぐに落ちてしまうので美容室のスパンを早めるのがいい
・カラーシャンプーやカラートリートメントは色をキープする程度には有効だが内部には浸透しない
・日本人の元の髪の色素の影響で僅差ではあるが暖色系の方が色持ちがよく寒色系の方が色落ちしやすい
・カラーの明るさによって発色しやすい色のゾーンが存在する
などとなってきます。
たかがカラーですが実はとても奥が深く今回話した内容以外にももっと専門的な話もありますがパンクしちゃうと思うので割愛します。
いつも希望の色に染まらない、染まっても色持ちが悪いと感じる人は是非今回のことを参考にしてみてください。
DMで相談などもいつでも承っています。
コメントなどもお待ちしています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
コメント