【今更聞けない】キューティクルってどういう仕組み?傷む理由と改善策は?

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こんにちは。

今日は今更聞けない髪の毛の基礎知識、キューティクルについてのお話しです。

よくキューティクルのケアが大事と、このブログでもお伝えしますがキューティクルの正体って何者でしょう?

キューティクルがどうなっているかを理解することで髪の毛のケアの効率を上げることができます。

この先何十年とキューティクルと私たちは切っても切れない関係なので一度改めてどんなものなのか見ていきましょう。(髪の毛なのでキューティクルはハサミで切れますってツッコミはNG)

キューティクルとは?

キューティクルとは髪の毛の一番外側にある皮のようなもので竹の子の皮のような重なり方をしています。

このキューティクル(毛小皮)の内側にコルテックス(毛皮質)コルテックスの内側にメデュラ(毛髄質)があります。

つまりキューティクルとは髪の毛の中を守るバリアのような役割をしています。

髪の表面の部分なので直接見た目のツヤや手触りにも影響してきます。

触った時に少し引っかかりがあったりザラザラしていたりするのはこのキューティクルが何かしらの影響で開いているためです。

一枚一枚がしっかりと閉じて整っているとツヤが出てまとまりも良くなります。

逆に開いていると中のタンパク質などの栄養が流出し水分バランスも崩れパサパサになっていきます。

いかにキューティクルを開かせない(ダメージさせない)かが要ということですね。

キューティクルの性質

そもそも髪の毛は死んでいる細胞なのでキューティクルは一度傷むと元には戻らずに皮膚の切り傷のような自然修復はしないです。

髪の毛が生きている細胞だったら皆さん髪を切るたびに痛みを伴うことになってますね。

美容師さん「髪の毛切っていくので痛いですげど我慢してくださいねー」

お客さん「痛い!痛いけどもうちょっと切って!そうそこ、、って痛い!けどもうちょっと!」

こんなの毎月繰り返してたらキューティクルが死ぬ前に自分の命が危ないです。ってかツッコミどころ満載です。

キューティクルは爪とほぼ同じで肌が変化したものです。

爪と成分も似ています。いつも爪を切る度に痛い人はこのブログは参考になりませんのでご了承ください。

つまり何が言いたいかっていうと髪のダメージとは減点方式なんです

傷んだ部分は戻りません。

健康に生えてきた状態が100点でパーマをかけたり紫外線に晒されたり日々のドライヤーやアイロンの熱で少しずつ90点、75点と下がっていきます。

では具体的にどのようなことで減点されるのか見ていきましょう。

キューティクルが傷む原因

では具体的にキューテイクルが傷む原因を挙げていくと、

・カラーやパーマによるダメージ

・熱によるダメージ

・摩擦によるダメージ

・紫外線によるダメージ

・静電気によるダメージ

などが挙げられます。

1つずつ具体的に見ていきましょう。

・カラーやパーマによるダメージ

カラーやパーマによるダメージはご想像通りですがかなり大きいです。

ただ、カラーやパーマの全てが良くないという訳ではありません。

今はダメージしないようなカラー剤やパーマ剤が多くなってきています。

ダメージの原因となるのはパーマであれば、

・縮毛矯正

・デジタルパーマ

・スパイラルパーマ

などがかなり傷みます。

ホット系のタンパク質を固定するパーマはかなり髪の負担が大きいです。

またコールド系でもスパイラルパーマなど強めのカールをかければかけるほど傷みます。

つまりスパイラルパーマに限らずパーマというのは強くかければかけるほど傷みます。

逆に言えばこれは弱めにかけるとパーマと言えどそこまで傷みません。

コールド系パーマやホット系パーマのことなど分からない人も多いと思うのでパーマの話はまた別の記事でも詳しく解説しています。

カラーも同じです。

極端に明るくするブリーチなどがかなり傷みが大きくなってきますがトーンダウンや黒染めなど暗めの色はほぼダメージが無いぐらいです。

明るければ明るいほど傷みは出てきます。

・熱によるダメージ

キューティクルは熱にもとても弱いです。

日々のドライヤーの熱でもキューティクルは焦げたりして損傷します。

普通に生活をしていると髪のダメージの原因の大半はドライヤーとアイロンであることが多いです。

キューティクルとは焦げるのを繰り返すと脆くなりペリっと剥がれたりします。

ストレートアイロンやコテアイロンなどもなるべく早くササっとやるのがベターです。

ちなみにアイロンとパーマのどちらが傷むかに関しては別記事で詳しく解説しています。

これらもキューティクルと深く関わってくるので是非ご参照ください。

・摩擦によるダメージ

キューティクルは摩擦にも弱いです。もう何にでも弱いですね。笑

キューティクルは水で濡らすと開くという性質があり、この時髪の毛はとても膨潤(ぼうじゅん)しています。

膨潤していると摩擦の影響をとても受けやすくなります。

髪の毛が傷む原因の1つが摩擦です。

なるべく濡れている時の摩擦を少なくするためにお風呂から出たら早めに乾かしましょう。

お風呂でシャンプーしてる時も髪の毛同士を擦らないように注意しましょう。

これに関しては別記事で詳しく解説しています。

・紫外線によるダメージ

紫外線でも髪の毛はかなり傷みます。

特に春から夏にかけては紫外線がとても強力です。

最近は紫外線防止のトリートメントなどもあります。

ですが心配ならやはり「帽子で防止」するのが一番です。はい、僕が滑ったので地球が少し涼しくなりました。

冗談はさておき帽子はやはりとても有効でトリートメントで防止するのも限界はありますよね

特に頭皮などは帽子かスプレータイプの日焼け止めでないと防止できません。

あとは紫外線が強いお昼の時間をなるべく避けて歩くようにしましょう。

紫外線で髪の毛がどのぐらい傷むのかに関しても別記事で詳しく書いてあります。

・静電気によるダメージ

キューティクルは静電気によってもかなり傷みます。

髪の毛というのはもともと帯電しやすく、昔からあるリンスやコンディショナーなども実はこの「静電気を防止する」というのが役割だったりします。

今はほとんどの人がお風呂でコンディショナーなどをつけると思うのでそれほど問題ではありません。

逆に言うと必ずコンディショナーなどはつけましょうね。

ちなみにトリートメントとコンディショナーの違いなどに関しては別記事でも詳しく解説しています。

既に傷んでしまった髪の毛の改善策は?

ここまで読んでいる人はかなり既にダメージが深刻な人も多いと思います。

既にかなり傷んでしまっている人の改善策としては、

・美容室でのトリートメントを定期的にやっていく

・サロン専売品のお風呂で使うトリートメントなどを使う

・パーマはお休みする

・暗めのカラーにして乾燥して見えないようにする

・アイロンの温度を低めに設定する(140度以下)

・傷んでいるところを切っていく

などになってきます。

上記のう中の「どれか2つ」でいいので出来そうなのを実行するとかなり髪質(見た目)は改善されるはずです。

もちろん全部実行すればかなり髪質は良くなるはずです。

ちなみに美容室でもトリートメント「だけ」で来店される方もいらっしゃるのでその辺りは安心してくださいね。

まとめ

今回のことをまとめると、

・キューティクルとは髪の表面の皮のようなもので外部から髪の毛を守っている

・キューティクルは水で濡れたり傷んだりすると開く性質があり開くとそこから内部の栄養成分が流出していく

・キューティクルのダメージとは減点方式で一度剥がれたキューティクルは元には戻らない

・パーマは強ければ強いほど、カラーは明るければ明るいほどキューティクルのダメージに繋がる

・普段の生活でキューティクルへの負担が大きいのは紫外線と熱によるダメージ

・濡れたまま寝ると摩擦のダメージでキューティクルがかなり傷むので必ず乾かしてから寝る

・既に傷んでいても美容室のトリートメントなどで改善できる場合が多い

などとなってきます。

 

キューティクルは髪の毛の外側、つまり直接質感が見えてくる場所なのでとても重要です。

美容室でのトリートメントなどは髪の剥がれたキューティクルを補う擬似キューティクルのような役割も果たしてくれています。

毛先がパサっとしたり手触りが悪くなっているとキューティクルが剥がれていたり剥がれそうな状態かもしれません。

トリートメントをやったから治るというわけではありませんが大きく減点を減らしてくれます。

オイルなどの洗い流さないトリートメントも必ずつけましょうね。

一応これに関しても別記事で詳しく解説してあるのでリンクを貼っておきます。

日頃からしっかりケアをしていってキューティクルを守っていきましょう。

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