人生で1回はショートにしてみたいとか思ったりはしませんか?
なんか憧れたりしますよね。
実際に自分の周りの人を見ているとカッコよくスタイリングしてショートがキマっている人も思い浮かぶと思います。
やってよかったと思えるように切っていくのが美容師の仕事ですがやはりショートが合う合わないは人間なので存在します。
ここで言う「合う合わない」とは髪質の問題や骨格の問題だけではありません。
人それぞれのライフスタイルや価値観もあると思うのでこの記事を読んでみて「これならいけそうだな」って思ったら後はやってみるだけですね。
逆に「ちょっと自分には合わなそう」と思ったらそれはそれで勉強になると思うので他の選択肢の幅が広がりますよね。
・ショートスタイルのメリット
まずはショートにすることでのメリットからみていきましょう
・ドライヤーなど乾かすのが圧倒的に早くなる
・シャンプーの使用量が減りシャンプーが早くなる
・頭が軽くなる
・つむじやトップの割れなどをカバーしやすい
・ボリュームが出てふわっとした質感になりやすい
・髪のダメージがそこまで気にならなくなる
などです。
順番に解説していきます。
・ドライヤーなど乾かすのが圧倒的に早くなる
やはりショートにすると楽だとは思いますがどこが楽になるかと言うとやはり「夜が楽」ですよね。圧倒的に。
ドライヤーって髪の長さがあると面倒になってきて夜のルーティンの中でも後回しになりがちですよね。
でもそうしている間にもキューティクルは開いたままの状態で固まって乾いていきます。
髪の毛が長ければ長いほど傷みは気になると思いますがキューティクルは開きっぱなしになりやすい、悪循環です。
ショートであれば早い人だと2分3分で乾いてくれるのでとても楽です。
・シャンプーの使用量が減りシャンプーが早くなる
言うまでもなくシャンプーの使用量が減ります。
泡立ても簡単になるので頭皮を洗うのも楽になります。
シャンプーもそうですがトリートメントの使用量もかなり減ります。
減ると言うかもはやベリーショートなどであれば人によってはトリートメントはつけなくていい人もいるかもしれません。
・頭が軽くなる
長さがある状態を長く続けていると感じづらいですが切ると髪の毛の重さと言うのがよくわかると思います。
1回ショートにしてからずっとショートの人とか周りでもいませんか?
理由を聞いてみると当てはまることが多いのが大体この頭が軽くなるからです。
そのぐらい大きな理由です。
・つむじやトップの割れなどをカバーしやすい
気分的な理由でショートにする人も多いとは思いますが髪質的にショートにした方がいい人もたくさんいます。
その中での代表的なものが「つむじやトップが割れやすい」などです。
髪の毛は長さがあるとどうしても決まった方向に流れていきやすいですがショートにすると髪の流れをコントロールしやすいです。
ドライヤーとワックスなどでつむじをカバーしましょう。
・ボリュームが出てふわっとした質感になりやすい
髪の毛のお悩みでショートにするパターンです。
長いと髪の毛の流れは前述の通り決まってしまいがちですが髪の根本の流れをコントロールできるぐらいの短さにショートであれば圧倒的にふわっとしてくれます。
もちろん朝起きてふわっとしているわけではなく、少しのスタイリング剤やドライヤーを使う前提ではありますが長いと絶対にできない毛流れを作ることが可能になります。
猫っ毛の人や髪の本数が少ない人によくあるパターンです。
・ショートスタイルのデメリット
次にショートにすることでのデメリットです
・寝癖など跡がつきやすい
・生え癖などが出やすい
・朝に濡らさないといけないことが多い
・定期的にカットして整える必要がある
また順番に解説していきますね。
・寝癖など跡がつきやすい
ロングの時には無縁だった寝癖が毎日つきます。
外に出れないような酷い寝癖は稀ですが片方が潰れていたりほんの少しハネかけていたり…
どんな寝方をしても防ぎようのないものなので潔く朝に少し濡らしましょう。
・生え癖などが出やすい
ショートにすると生え癖が出やすくなることが多いです。
寝癖と違い元からある癖のことです。
特に根本付近の生え癖は濡らしてからドライヤーをかけないと直らないので前髪や襟足、耳周りは注意しましょう。
長かった時からある癖も少し出やすくなるのでそれを踏まえた上でショートにしましょうね。
・朝に濡らさないといけないことが多い
前述でも触れましたが朝にはほぼほぼ濡らすことを余儀なくされます。
ある意味これは呪いです。
特に前述しましたが根本についている癖というのは濡らさないと基本的に取れません。
濡らしてドライヤーをかけて初めて治るものなので乾いたまま一生懸命アイロンなどを通すのは無駄なのでやめましょう。
全部濡らす必要がある人と一部を濡らせばそれで大丈夫な人がいます。
スタイルによって違うので切ってもらった美容師さんに相談しましょう。
スタイルによっては全部濡らした方が、もはや早い場合も多いです。最早早い(もはやはやい)
・定期的にカットして整える必要がある
これもショートにしたことのよる第二の呪いです。
定期的にというのは1ヶ月や長くても2ヶ月以内ぐらいで切らなければなりません。
・ロングで髪の長さが20センチある人の伸びる1センチ
・ショートで髪の長さが6センチしかない人の髪伸びる1センチ
この2つは全然違います。
よく前髪だけ伸びるのが早いと感じる人は多いと思いますがこれも同じ理由です。
重さを感じる早さが長いときと全然違うのもありますが単純にスタイリングしづらくもなります。
結局どういう人におすすめ?
髪質的な観点でショートに向いている人は
・クセが少ない人
・猫っ毛の人
・髪の量が減ってきた人
などです。
それ以外の人で朝に濡らしても大丈夫な人であれば僕がカウンセリングを担当していたらGOサインは出しますね。
上記以外の髪質の人がショートに向いていないわけではありません。
それを言ったら男の人なんてみんなショートですもんね。笑
問題がなくてやりたいんだったらやった方がいいと思います。
ロングだとみんな同じ後ろから見たらUの字ラインがまとまりやすく扱いやすい鉄板ですがショートにすると髪型の幅も増えますよ。
まとめ
ショートにすることのメリットとデメリット。
いかがだったでしょうか?
朝に濡らさないといけない呪いにかかること以外は楽になることが多いのがショートカットです。
ショートにしたいけどクセが…!って人もクセが出ている場所によってはショートにできる可能性もあります。
メリットとデメリットを踏まえた上であればカウンセリングもスムーズで担当の美容師さんもいい提案をしてくれる可能性が広がります。
是非ショートにしたくて悩んでいる人は今回のお話を頭の片隅にでも入れておきましょう。
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